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2007年11月12日
■ブロードウェイでストライキ
ブロードウェイのミュージカルや演劇の舞台が、10日午前11時からストライキに突入しています。
これは、ブロードウェイの舞台従業員(大道具などの裏方)による労働組合によるもの。
組合側は、主に賃上げや労働条件の見直しを求め、
7月頃から劇場やプロダクション側と交渉が行われてきましたが折り合いがつかず、
現地時間11月10日午前11時からストライキに突入しました。
ブロードウェイでの大規模なストライキは、
2003年のミュージシャンによるストライキ以来、4年ぶり。
現在、ブロードウェイではトータル35の演目が上演されていますが、
このストライキの影響を受け、
週末は「オペラ座の怪人」「ライオンキング」など27の公演が休止。
非営利劇場や異なる組織に属する、「メリーポピンズ」「ザナドゥ」など
8公演のみ通常通り公演が行われました。
なお、現時点ではオフ・ブロードウェイには影響がなく、
今のところ通常通り公演が行われています。
このストライキ決行は、事前に一般や劇場側に告知されておらず、
世界中から訪れた観劇客に混乱と失望をもたらしています。
ストライキ3日目(11月12日)朝を迎えようとしている現在も、
多くの声明やニュースが伝えられており、
クリスマス・シーズンを前に、なんとか早期解決を図ろうとしているようですが、
現在交渉は進展しておらず、ストライキは長期化する恐れもあるということです。
今後、何か動きがありましたら当欄にて続報をお伝えします。
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■米脚本家組合がストライキ
※11/17追記
組合とプロダクションは、17日から再び交渉のテーブルに戻ると、
NYなどで伝えられています。
1週間が経過したストライキですが、未だ27の公演が休止のままで、
これまでに約1,700万ドルの損失が発生していると言われています。
※11/20追記
17・18日に行われた交渉は合意に達することができず、
ストライキは少なくとも25日までは続行するということです。
これで、22日の感謝祭(Thanksgiving Day)から始まる連休中も
ブロードウェイの劇場は灯が消えたままということになります。
※11/26追記
25日に再び両者は交渉の席に着きましたが、議論は平行線のままで長い交渉は続いています。
月曜日(26日)の朝、話し合いは一旦休憩に入りましたが、
夕刻には交渉が再開される予定とのことです。
※11/29追記
組合とプロデューサーは、28日交渉に合意、
早ければ11月29日には舞台の上演が再開される見込みということです。
これを記している現在、現地NYは29日早朝ですが、
演目によっては休演していた作品サイトも既に公演予定と更新されています。
※11/30追記
ストで中止になっていた各公演は、29日に無事再開されました。
結局ストは19日間続き、ブロードウェーでのストとしては、
1975年の音楽家によるストの25日間に次ぐ長さでした。
肝心の交渉ですが、互いに歩み寄ったことで合意に至ったということながら、
具体的内容は明らかにされていません。
このストによるNYの経済的損失は、約4,000万ドルにもなると見込まれています。