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2007年10月27日
■狂言の茂山千作が文化勲章
27日、政府は今年の文化勲章・文化功労者を発表しました。
文化勲章は、狂言師の茂山千作(しげやま・せんさく)など5人に贈られました。
狂言界の人物に文化勲章が贈られるのは初めて。
茂山千作は、1919年12月28日生まれの京都府出身。
大蔵流狂言方・茂山千五郎家の狂言師で、1924年に「伊呂波」で初舞台。
1966年に12世千五郎、1994年4世千作を襲名。
古典的狂言の基本を踏まえながら、新作狂言に挑むなど能楽界に新風を起こし、
古典芸能の発展に貢献してきました。
1983年芸術選奨文部大臣賞受賞、1985年紫綬褒章受章、
1989年人間国宝認定、2000年文化功労者。
また、文化功労者には、
劇団俳優座出身で無名塾主宰の仲代達矢をはじめ15名が選出されています。
文化勲章の親授式は11月3日に皇居で、
文化功労者の顕彰式は11月5日に東京のホテルオークラで、それぞれ開かれます。
▼文化勲章
・茂山千作(狂言・87)
・中村晋也(彫刻・81)
・三ケ月章(民事訴訟法学・裁判法学・86)
・岡田節人(発生生物学・80)
・中西香爾(有機化学・82)
▼文化功労者
・仲代達矢(俳優・74)
・海老沢敏(音楽評論・75)
・奥谷 博(洋画・73)
・塩野七生(小説・70)
・鈴木竹柏(日本画・88)
・堂本尚郎(洋画・79)
・星野英一(民法・81)
・谷川健一(評論・民俗学・86)
・鈴木章夫(心臓血管外科学・77)
・桜井英樹(材料化学・学術振興・76)
・国武豊喜(高分子化学・分子組織化学・71)
・川島康生(移植外科学・医学教育・医療振興・77)
・辛島 昇(南アジア史・74)
・小田 滋(国際法学・国際貢献・83)
・岩槻邦男(植物分類学・73)