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2007年9月 4日

■創作者団体ポータルサイト

「著作権問題を考える創作者団体協議会」は、
著作物の権利者情報や作品情報を検索するための「創作者団体ポータルサイト」(仮称)を
2009年1月の開設を目指して構築すると発表しました。

創作者団体ポータルサイトは、
著作権団体17法人のデータベースを一般公開し、
誰でも無料で著作物の利用条件や問い合わせ先を検索できるようにするもの。
今年中にシステムの検討を行い、来年にシステムを構築。
2009年1月からポータルサイトの運用を目指すということです。

17の著作権団体には、音楽関連の団体はもちろん、
日本文藝家協会、日本脚本家連盟、日本演劇協会、日本芸能実演家団体協議会など
演劇や芸能に関する団体も名を連ねており、
ポータルサイトが実現すれば、上演の際の利用条件確認や許諾を得るのに役立ちそうですね。

ただし、50年(あるいは70年)分のデータベースを作成するためには、
その分のデータをきちんとまとめ、入力する作業が必要になるでしょうから、
費用・実務の両面で、本当に来年中にできるのかな、という点が気になります。
JASRACの常識はずれの著作権料徴収や、著作権保護期間の延長など、
権利団体側の主張ばかりが目立っていた最近ですが、
こうした利用者側の利便性を図る事案も、実現していってほしいところですね。


演劇関係団体リンク集
著作権問題を考える 創作者団体協議会
「どこまでOK?」迷ったときのネット著作権ハンドブック
「どこまでOK?」迷ったときのネット著作権ハンドブック

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「創作者団体ポータルサイト」奥付

  • Posted : 2007年9月 4日 18:01
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  • Category : 著作権 | 演劇ニュース | シアターリーグ