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2007年8月15日
■The Guysー消防士たちー
9.11アメリカで起きた同時多発テロを題材にした「The Guysー消防士たちー」が初演されます。
舞台は、2001年9月11日の同時多発テロ事件から、3週間がたったあるNYの日曜日。
この事件で8人の部下を失った消防隊長ニックは数日後にせまった彼らの葬式で弔辞をよむことになっていました。
ところが、いったい彼らに対して、そして、彼らの家族に何といっていいのかわからず、困り果てたニックは友人のつてを頼って女性ジャーナリストのジョーンのアパートを訪ねます。
2人のその弔辞の文章を考えていくうちに、国家とは?隣人とは?愛とは?とさまざまな問題が浮かび上がっていきます。
果たして2人は消防士たちに贈る言葉をどう綴っていったのでしょうか・・・
「The Guysー消防士たちー」は、原作者のアン・ネルソン(Anne Nelson)が
実際に体験したことをもとに描かれたリーディングドラマ。
テロが起こった2001年12月に、オフ・ブロードウェイのフレア・シアター(The Flea Theater)という小さな劇場で
シガニー・ウィーバーとビル・マーレイの出演で初演されました。
当初は1ヶ月間の公演予定でしたが、口コミで人気が広がり大ヒット。
その後もスーザン・サランドンをはじめ、多くの俳優たちがキャストを変えて演じ続けています。
テロから1年後の2002年9月には、リンカーン・センターで上演。
舞台同様シガニー・ウィーバー主演で映画化もされています。
邦題は「9.11 あの日を忘れない」。残念ながらDVDなどにはなっていません。
この「The Guys」が日本で初上演されます。
消防隊長・ニックを津嘉山正種、女性ジャーナリスト・ジョーンは三田和代が演じます。演出は菊地一浩。
ちょうど9.11をはさむ日程で、東京と大阪にて上演予定。
●The Guysー消防士たちー
日程:2007/9/05〜09 博品館劇場(東京)
2007/9/14 シアター・ドラマシティ(大阪)
主催:産経新聞社
演出:菊地一浩
原作:「The Guys 消防士たち ー 世界貿易センタービルは消えても」アン・ネルソン
翻訳:高橋由紀子・田中宏明
出演:津嘉山正種/三田和代
●映画「9.11 あの日を忘れない」
監督:ジム・シンプソン
出演:シガニー・ウィーバー/アンソニー・ラパリア