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2007年7月 4日
■舞台「宝塚BOYS」
宝塚歌劇団に一時期だけ存在した「男子部」を題材にした舞台「宝塚BOYS」
実際に所属した男性の元団員も観劇に訪れるそうです。
1945年に生まれた男子部は9年間で25人が在籍し、
「西野バレエ団」の西野皓三さんも所属。
しかし、男性をステージに登場させることへのファンらの抵抗は強く、54年に解散した。
「一度はメーンステージに立ってみたかった」と振り返るのは、
4期生の吉井孝明さん(78)(大阪市旭区)と福島亘さん(78)(神戸市)。
舞台袖からのコーラスや、着ぐるみの馬で"出演"することはあったが、
宝塚大劇場で歌ったり踊ったりすることはなかった。
読売新聞 2007/7/3夕刊
今回の舞台は、辻則彦のノンフィクション「男たちの宝塚-夢を追った研究生の半世紀」を原作に、事実を元にしたフィクション。
宝塚男子部は、劇団創始者の小林一三自身が提案して始まったもので、
1945年、5名の1期生をはじめとして、4期まで募集が行われています。
記事中にあるように、宝塚大劇場に男子が立つことは叶わなかったのですが、
1947年には、中劇場で男子も出演した公演も行われたことがあるそうです。
現在は女性だけの劇団であることが当然の宝塚歌劇団ですが、
紆余曲折あって、ようやく出来上がったものだというのがわかりますね。
この辺りの事情や、その後の男性部員などは辻則彦の著書に詳しいので、興味のある方はご一読を。
※追記:2010年5月に神戸新聞総合出版センター(のじぎく文庫)より新版が発行されました。
●「宝塚BOYS」
日程:2007/6/12〜24 ル テアトル銀座(東京)
2007/6/19 ル テアトル銀座(東京)(追加公演)
2007/6/27 仙台市民会館(宮城)
2007/6/29〜30 中日劇場(愛知)
2007/7/05 富山県民会館(富山)
2007/7/07〜08 兵庫県立芸術文化センター(兵庫)
2007/7/12 北海道厚生年金会館(北海道)
2007/7/14 新潟市民芸術文化会館(新潟)
2007/7/17 アステールプラザ(広島)
2007/7/19 福岡市民会館(福岡)
原案:辻則彦
脚本:中島淳彦
演出:鈴木裕美
出演:葛山信吾/吉野圭吾/柳家花緑/三宅弘城/佐藤重幸/須賀貴匡/猪野学/初風諄/山路和弘
チケット:[ぴあ][宝塚BOYS オフィシャルサイト]
※追記:2008年8月、東京・シアタークリエでの再演が決定しました。
●「宝塚BOYS」
日程:2008/8/1〜8/31 シアタークリエ(東京)
2008/9/2〜9/04 兵庫県立芸術文化センター(兵庫)
2008/9/6〜9/07 愛知厚生年金会館(愛知)
演出:鈴木裕美
出演:葛山信吾/吉野圭吾/柳家花緑/山内圭哉/猪野学/瀬川亮/森本亮治/初風諄/山路和弘
※追記:2010年8月、シアタークリエでの三演が決定しました。
●「宝塚BOYS」
日程:2010/8/6〜9/1 シアタークリエ(東京)
2010/9/4〜9/5 兵庫県立芸術文化センター(兵庫)
演出:鈴木裕美
脚本:中島淳彦
出演:浦井健治/杉浦太陽/黄川田将也/東山義久/藤岡正明/瀧川英次/石井一彰/初風諄/山路和弘
チケット:[東京][兵庫]
※追記:2013年7月四演が決まりました。
■「宝塚BOYS」2013年四演 | 演劇ニュース