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2007年5月29日
■マッスルミュージカル出演者が申し立て
マッスルミュージカル出演者3名が、正規賃金支払いの仮処分を東京地裁に、
不当労働行為の救済を東京都労働委員会に申し立てました。
これは、会社側から420万〜500万円と提示されていた年間出演料が、
3月に突然引き下げを通告されたのが発端のようです。
報道によると、これは出演者3人が5月からの米国公演に参加しないことを理由に、
メンバーに選出されながら拒否した1人を5割の賃下げ、
他の2人についても2割の賃下げを行ったとのこと。
これに反発した出演者側は、
「映画演劇労連フリーユニオン・マッスルミュージカル支部」という労働組合を結成。
すると会社側は組合員に対し労組からの脱退を強要、
さらに舞台への出演を拒否し、今月9日からは劇場への立ち入りも許されなくなったとのこと。
こうした会社側の対応に対し、出演者側3人は28日、
東京地裁に計約512万円の賃金の仮払いを申し立て、
及び労組も同日、東京都地方労働委員会に救済を申し立てたということです。
こうした問題はどこにでも存在することなのかもしれませんが、
表沙汰になるのは珍しい気がしますし、
夢を売る仕事であるはずなだけに、ちょっと残念ですね。
報道を見ると、出演者側の申立書などを元に報じられているせいか、
会社側の対応が一方的な印象を受けますが、実際はどうなのでしょうね。
会社側は、公の場で正当性を証明したいとコメントを出しているようなので、
法廷で争うことになってしまうのでしょうか。
※2007/12/5追記
労働組合フリーユニオンと、会社側(デジタルナイン)との間で和解が成立しました。
会社側は、組合員への出演拒否や脱退強要について不適切だったことをと認めて謝罪。
アメリカ公演不参加を理由にした賃下げについても、
減額分を支給することで合意したそうです。
ただし、就労排除を受けた組合員3人とは、今後契約更新を行わないということです。
●筋肉ミュージカル
日程:2007/7/20〜9/09 渋谷マッスルシアター(東京)
その他夏〜冬全国公演決定
チケット:[ぴあ]