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2007年5月19日
■都道府県の映画館数
産経新聞が、映画やコンサートの地域格差について報じています。
日本映画製作者連盟によると、全国47都道府県の総スクリーン数は3103で、
最多は東京都で349。愛知県(227)、大阪府(213)と続く。
少ないのは徳島県(9)、島根県(10)、高知県(11)など。
20〜60という県が多い。
人口の差を考えて、数では約39倍の差がある東京都と徳島県で
1つのスクリーンあたりの人口を計算してみた。
東京都は約3万6千人で、徳島県は約9万人。その差は約2・5倍になる。
スクリーンの地域差を「格差」というのか、ということや、
人口差を考えれば東京都地方の差は2.5倍というべきでは、
などと、突っ込みどころもある感じがする記事ですが、
実際かなり大きな差があることに驚きますね。
そして、最近はシネコンが続々と増加していますから、
この差はますます広がっていきそうです。
ぴあ総合研究所(東京都千代田区)によると、
平成17年に開催された全音楽イベントの数は東京都が1万4507回。
最も少ない和歌山県は55回だった。
エンタメも格差社会...映画で東京と地方39倍差 | 産経
こちらになると、さらにその差が広がりますね。
そして、比較的全国ツアーが多い音楽でこの数字ですから、
演劇やミュージカルになると、ますますこの差は大きそうな気がします。
ライブは、舞台セットや携わる人の数など、
主催者側にしても様々な問題があり、全国均一にしていこうというのは無理があるのでしょうけれど、
東京・大阪・名古屋という、日本中心部に集中している状況は、
ちょっとなんとかしたい感じがしますね。
◎映画館のスクリーン数(3月31日現在)
多い地域 少ない地域
(1)東京 349 (1)徳島 9
(2)愛知 227 (2)島根 10
(3)大阪 213 (3)高知 11
(4)神奈川 189 (4)鳥取 14
(5)千葉 183 (5)秋田 19
◎音楽イベント公演回数(平成17年)
多い地域 少ない地域
(1)東京 14507 (1)和歌山 55
(2)大阪 5936 (2)福井 74
(3)愛知 5423 (3)島根 75
(4)福岡 3586 (4)山梨 95
(5)神奈川 2748 (5)徳島 98