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2007年4月16日
■ブリッジ・プロジェクト
サム・メンデスとケヴィン・スペイシーが、
大西洋を結ぶ演劇の試み「ブリッジ・プロジェクト」を開始すると発表しました。
サム・メンデス(Sam Mendes)は、イギリスの舞台演出家。
「キャバレー」「シカゴ」などのミュージカルから、
「十二夜」「桜の園」などの名作まで、幅広い作品の演出を手掛けている、現代を代表する演出家です。
ケヴィン・スペイシー(Kevin Spacey)は、アメリカの俳優。
主に舞台で活躍し、1991年には「ロスト・イン・ヨーカーズ(Lost in Yonkers)」でトニー賞の助演男優賞を受賞。
映画では「セブン」の出演で人気となり、
「ユージュアル・サスペクツ」でアカデミー助演男優賞を受賞しています。
1999年には、監督サム・メンデス、主演ケビン・スペイシーの映画「アメリカン・ビューティー」が公開。
同作は大ヒットし、アカデミー賞で作品賞・主演男優賞など5部門で受賞を果たしています。
ケヴィン・スペイシーが芸術監督を務めるロンドンのオールド・ヴィック・シアター(Old Vic)と
ニューヨークのブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージック(Brooklyn Academy of Music[BAM])という
大西洋を挟んだ劇場を結ぶ新たな試みを、この2人が開始します。
この試みは「ブリッジ・プロジェクト(Bridge Project)」と名づけられ、
1年に2作品ずつ、上記2劇場で公演を行う予定とのこと。
プロジェクトは来年から始められ、
2008年はシェイクスピアの「ハムレット(Hamlet)」と「テンペスト(The Tempest)」、
2009年は「冬物語(The Winter's Tale)」「桜の園(The Cherry Orchard)」を上演予定。
映画では国を超えての合作なども盛んですが、舞台だとあまり聞いたことがないような気がします。
世界的な大物2人が組む企画だけに、様々な面での成果が期待されますね。