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2007年3月26日
■2006年度舞台芸術創作奨励賞
文化庁は、2006年度(第29回)舞台芸術創作奨励賞を発表しました。
舞台芸術創作奨励賞は、
次代を担う作曲家や劇作家らの発掘、育成を目的に、1978年に創設されたもの。
創設当初は音楽部門もありましたが、2004年からは現代演劇部門のみとなり、
日本語の現代演劇が公募され、劇作家を表彰しています。
2006年度の応募数は66作で、
2005年度の93作と比べ、応募数が大きく減少。
選考の結果、特別賞の該当者はなく、佳作に3名が選ばれました。
受賞者のうち、尾崎太郎は2004年度に続き2度目の佳作受賞、
村木直は2005年度に続き2年連続受賞。
舞台芸術創作奨励賞は、文化庁が主催する戯曲賞ですが、
他の戯曲賞に比べても応募数が少ない感じで、作家の方には狙い目の賞かもしれませんね。
特別賞には賞状及び賞金100万円、佳作には賞状及び賞金20万円が贈られ、
受賞作について文化庁が上演を図るよう配慮されるとのこと。
公募は、毎年1月上旬頃行われています。
毎回、募集期間が1週間ほどしかありませんので、ご注意ください。
▼平成18年度(第29回)舞台芸術創作奨励賞
特別賞:該当なし
佳作 :尾崎太郎「おちゃらか山荘」
村木直「海士」
実村文「沈める町」