演劇ニュース

日本人俳優や日本映画のノミネートも珍しくなくなった最近、
今年もいくつかノミネートされていましたが、残念ながら受賞は果たせませんでした。

「バベル」で菊地凛子がノミネートされていた助演女優賞は、
ミュージカル映画「ドリームガールズ」のジェニファー・ハドソンが受賞。
残念ながら受賞は果たせませんでしたが、日本人が同賞ノミネート5名に選ばれること自体、
1957年「サヨナラ」のナンシー梅木（梅木ミヨシ）以来の快挙でした。
また、同賞には同じ「バベル」からアドリアナ・バラッザもノミネートされており、
票の分散が考えられるだけに、ちょっと不利だったかもしれませんね。

渡辺謙・二宮和也・中村獅童などが出演した「硫黄島からの手紙」は、
作品賞・監督賞など複数でノミネートされていましたが、音響編集賞のみの受賞。
メイクアップ賞にノミネートされていた「もしも昨日が選べたら」の辻一弘も受賞を逃し、
同賞は「パンズ・ラビリンス」が受賞しています。

▼第79回アカデミー賞
作品賞：「ディパーテッド」
監督賞： マーティン・スコセッシ「ディパーテッド」
主演男優賞： フォレスト・ウィテカー「ラストキング・オブ・スコットランド」
主演女優賞：ヘレン・ミレン　「クィーン」
助演男優賞：アラン・アーキン　「リトル・ミス・サンシャイン」
助演女優賞：ジェニファー・ハドソン「ドリームガールズ」

脚本賞：「リトル・ミス・サンシャイン」
脚色賞：「ディパーテッド」
撮影賞：「パンズ・ラビリンス」
編集賞：「ディパーテッド」
美術賞：「パンズ・ラビリンス」
衣装デザイン賞：「マリー・アントワネット」
メイクアップ賞：「パンズ・ラビリンス」
作曲賞：「バベル」
歌曲賞："I Need to Wake Up"　「不都合な真実」
音響賞：「ドリームガールズ」
音響編集賞：「硫黄島からの手紙」
視覚効果賞：「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」

外国語映画賞：「善き人のためのソナタ」（ドイツ）
長編アニメ映画賞：「ハッピー フィート」
長編ドキュメンタリー映画賞：「不都合な真実」
短編ドキュメンタリー映画賞：「The Blood of Yingzhou District」
短編アニメ映画賞：「The Danish Poet」
短編実写映画賞：「West Bank Story」

名誉賞：エンニオ・モリコーネ
ジーン・ハショルト友愛賞：シェリー・ランシング

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