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2007年2月19日
■第57回ベルリン国際映画祭
第57回ベルリン国際映画祭の授賞式が17日行われました。
最高賞の金熊賞は、王全安監督の「Tuya's Marriage(トゥヤの結婚)」が受賞しました。
この映画は、中国内モンゴル自治区で離婚と再婚をめぐって心が揺れる女性の姿を描いた物語。
日本映画はコンペ部門への出品がありませんでしたが、
桃井かおりが原案・脚本・監督を担当した「無花果の顔」が、
フィリピン映画「トゥリ」と共にNETPAC賞(最優秀アジア映画賞)に選ばれました。
この賞は、アジアの映画が対象で、アジア映画支援を目的に作られたもの。
「無花果の顔」は、「時刊MOMOIKAORI」に掲載していた小説「無花果の顔」と、
4本の短編(「おんな隣り」「「三連坂」「いちじくの木」「サザンカの赤い花」)を元に、桃井かおり自ら脚本を執筆。
長編映画初となる監督も担当し、昨年12月に公開されました。
報道に拠ると、今後ドイツ、オーストラリア公開も決まったとのこと。
▼第57回ベルリン国際映画祭
金熊賞(最優秀作品賞):「Tuya's Marriage(トゥヤの結婚)」王全安監督
銀熊賞(審査員賞):「The Other(ジ・アザー)」アリエル・ロッター監督
監督賞:Joseph Cedar(ヨセフ・シダー監督)「ボーフォール(Beaufort)」
女優賞:Nina Hoss(ニナ・ホス)「イェラ(Yella)」
男優賞:Julio Chavez(フリオ・チャベス)「The Other(ジ・アザー)」
芸術貢献賞:「The Good Shepherd(グッド・シェパード)」(ロバート・デ・ニーロ監督)の出演陣
音楽賞:David Mackenzie(デビッド・マッケンジー)「ハラム・フォー」
アルフレッド・バウアー賞(革新賞):「Sai bo gu ji man gwen chan a | I'm A Cyborg, But That's Ok (サイボーグだけど大丈夫)」(パク・チャヌク監督)
国際批評家連盟賞:「私は英国王に給仕した」(イジー・メンツェル監督)
●「無花果の顔」
公開:2006/12/23
監督:桃井かおり
出演:山田花子/桃井かおり/石倉三郎/高橋克実/岩松了
DVD:無花果の顔
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