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2007年1月26日
■雑誌「演劇界」一時休刊
歌舞伎の雑誌「演劇界」が、3月末発行の5月号で一時休刊するそうです。
歌舞伎を中心とした老舗の月刊総合演劇誌「演劇界」が3月末の5月号で一時休刊することが、24日分かった。
判型を変えた月刊誌として夏ごろに再スタートするという。
「演劇界」は戦時中に創刊され、休刊を経て昭和25年月刊誌として復刊。
歌舞伎の劇評などで親しまれている。
iza
これは、産経と時事通信が報じているもの。
「演劇界」は、現在唯一の歌舞伎を中心とした内容の雑誌で、
演劇出版社より毎月27日に発行されている月刊誌。
「演藝画報」という雑誌が前身なのですが、これが創刊されたのが、なんと1907年。
100年の歴史を持つ雑誌とはすごいですよね。
(「演藝画報」は、戦中の1943年10月に休刊したようです)
数年前には、ミュージカル雑誌のレプリークも一旦休刊、
季刊誌に形を変えて復活していますが、
演劇関係の雑誌は、どれも部数的に苦戦が伝えられています。
演劇界がどういう形態になるのかわかりませんが、
こうした歴史ある雑誌がなくなってしまうと寂しいですよね。
一部報道では、小学館が演劇出版社の株式を所有するのを機に再出発を図る、
とのものもあります。
詳細はわかりませんが、定期購読も受付が中止されていますし、休刊は間違いないようですね。