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2006年12月 4日
■METライブビューイング
ニューヨークのメトロポリタン歌劇場(MET)で上演されるオペラ「魔笛」が、日本の劇場で通信上映されます。
アメリカ・ニューヨークのリンカーン・センター内にあるメトロポリタン歌劇場(The Metropolitan Opera)は、
上演するオペラを映像化して配信するという世界初の試み「Live in High Definition」を開始します。
この映像は、アメリカ・カナダ・イギリスの映画館などで上映され、
日本でも「METライブビューイング」と題して中継されることが決まりました。
日本の場合、時差と言葉の問題があるためライブ中継ではありませんが、
映画館ではなく劇場で中継され、「観劇」といった感覚で観ることができそうです。
第1弾の上演作はモーツァルトの「魔笛(The Magic Flute)」
演出はミュージカル「ライオンキング」などのジュリー・テイモアで、
演出家自らが100分間に短縮したバージョンで上演されます。
現地での上演は12/30のマチネで、日本では数時間遅れで12/31の昼に上映。
上映する劇場は、東京・歌舞伎座と、京都・南座。
第2弾はベッリーニの「清教徒」を現地1/6に上演、
日本では1/11〜12に東京・ル テアトル銀座で上映。
第3弾はタン・ドゥンの「始皇帝」を現地1/13に上演、
日本では1/16に新橋演舞場で上映。
その後も、現地2/24に「エフゲニー・オネーギン」、
3/24に「セビリアの理髪師」、4/28に「プッチーニの三部作」が予定されています。
日本でも「ゲキ×シネ」として、舞台で上演した作品が映画館で上映されたことはありますが、
世界規模での上映はすごいですよね。
スポーツの世界でもPublic Viewingが定着してきましたし、
お芝居でも、この試みが成功すれば他の演劇やミュージカルにも波及していくかもしれませんね。
「魔笛」南座のチケットは現在ぴあでプレリザーブ受付中。一般発売は12/7。
「魔笛」歌舞伎座は12/9一般発売。
「清教徒」「始皇帝」は12/19一般発売。