演劇ニュース

CCCのプレスリリースに拠ると、
映像配信サービスを手掛けるのは、今夏設立したCCCの子会社「TSUTAYA BB」。
まずは、オンラインDVDレンタルを行っている、CCCの子会社「TSUTAYA DISCAS」でサービス開始し、
今後はTSUTAYA onlineの会員や、店舗を対象としたサービスも開発する計画ということです。

配信は、ストリーミング型のVOD（ビデオ・オン・デマンド）サービスと、
ダウンロード型の映像コンテンツ販売の両方になる模様ですが、
まずはパソコン向けVODから開始し、人気映画約1,000タイトルを順次配信していく予定。

ネットで映画やドラマが見られるようになり、
いずれはレンタルビデオ店もなくなるんだろうなぁ、と思っていましたが、
レンタルビデオの大手・TSUTAYAがネット配信に参入ということは、
その時はけっこう近づいているのかもしれませんね。
報道されている社長のコメントを見ると、
「配信事業はレンタルの売上げを侵食しない。むしろシナジー効果を見込んでいる」ということですが、
ネット配信は、価格が下がり、画質や音質は上がっていくでしょうから、
あまりシナジー効果は見込めなそうな気がします。
それよりも、店舗スペースの関係で在庫が置けなかった演劇などの作品が
ネットで配信されるようになると良いですね。
まぁTSUTAYAではあまり期待できそうにない感じがしますが・・・

TSUTAYAは、10月時点の店舗数は1200、会員数は約1900万人。
TSUTAYA onlineの会員数も10月に1,000万人を突破、
TSUTAYA DISCUSも約18万人の会員がいるそうですから、
他のネット配信企業にとっては脅威となりそうですね。
しかし映画のネット配信の先々を考えると、
人気の映画配給会社と手を組んだところが結局は勝利を収めそうな気も。
とりあえずは、これで少し価格競争が起こり、
DVDレンタルの値段よりも安くなることを期待したいですね。

●TSUTAYA DISCAS

●TSUTAYA online

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