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2006年10月24日
■劇団四季の韓国進出
劇団四季は22日、韓国シャルロッテ劇場で「ライオンキング」のプレビュー公演を実施。
韓国最大の新聞・朝鮮日報がレビューなどを掲載しています。
『ライオンキング』の韓国公演に強力に反発してきた韓国ミュージカル協会は、
当初検討してきたシャーロッテ劇場前でのデモと、ロッテデパート商品の不買運動を行わないことにした。
ユン・ホジン協会長は「『ライオンキング』により増えたミュージカルの観客と専用劇場は
結局韓国の財産になるという考えの下、長い目で見ることにした」と話した。
四季の韓国進出で懸念されていたのが、韓国ミュージカル業界の反発。
以前も、韓国側の反対にあって進出が見送られたこともあり、
大きな騒動になることも心配されましたが、とりあえず事なきを得そうですね。
この辺り、政治的な要因もあるのでしょうか?
協会はネガティブ戦略の代わりにフェスティバル開催の方法を選んだ。
23日午後6時、ソウル奬忠洞国立劇場では『明成(ミョンソン)皇后』『鏡姫ピョンガン物語』など
20余りのミュージカルのハイライトを無料で見せるなど、
第1回大韓民国ミュージカルフェスティバルを開催することにした。
協会の非常対策委員会はこれに先立ち午後4時、記者会見を開き、
ミュージカル専用劇場の建設、創作ミュージカルの人材育成、ミュージカル団地の造成
などの内容を盛り込んだ対政府建議案を発表する予定だ。
一方、文化観光部は来年、10億ウォン(約1億2385万円)を掛けて
ミュージカル専門俳優養成プログラムと創作ミュージカルの海外進出を支援すると22日明らかにした。
文化部がミュージカル支援予算を編成するのはこれが初めてのことだ。
劇団四季の韓国進出:韓国ミュージカル界が打つ手とは
海外文化の流入に対し、韓国国内で対抗できるよう、
育成段階から尽力しようという姿勢のようですね。
日本は、海外文化を柔軟にどんどん取り入れる一方、
国内の文化やその育成に力を入れているとは言い難い感じですし、少々先行き不安な感じも。
先の韓流ブームに限らず、「冬のソナタ」「ジキルとハイド」など
逆に韓国ミュージカルも日本に進出してきていますし、
日本も自国で対抗できるシステムや予算など、
政経に限らず、文化等の面でも重要になってくるような気がします。
ミュージカル「ライオンキング」は、現在日本でもロングラン公演中。
昨日から、来春公演分のチケットがぴあでプレリザーブ受付開始されています。
●ライオンキング
日程:10/28〜12/31 シャルロッテ劇場(韓国 ソウル)
●ライオンキング
日程:2007/4/1〜8/31 四季劇場[春](東京)(10/28一般発売)
チケット:[ぴあ]