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2006年9月21日
■渋谷公会堂が「渋谷C.C.Lemonホール」に
サントリーは、現在改築中の「渋谷公会堂」の命名権取得を発表しました。
10月1日より、渋公は「渋谷C.C.Lemonホール」となります。
1964年、東京オリンピックの会場として建設され、
その後は主に音楽ホールやテレビの公開収録に使用されてきた渋谷公会堂。
施設の老朽化などのため、昨年から改修工事に入っており、
合わせて渋谷区ではネーミングライツを募集していました。
サントリーのニュースリリースによると、
CCレモンの「誰にとっても親しみのある"街の健康炭酸"」というブランドコンセプトと、
渋谷の街を発信源に、芸術文化のさらなる振興を目指し、新たにリニューアルオープンする渋谷公会堂のイメージが一致。
ネーミングライツの獲得となったそうです。
契約期間は、2006/10/1〜2011/9/30。
劇場では、2004年に大分の「大分県立総合文化センター」が三和酒類の「iichiko総合文化センター」に、
今春には大阪の「シアターBRAVA!」が「イオン化粧品シアターBRAVA!」になるなど、
最近、こうした劇場や会場の命名権を企業が買うニュースが多いですね。
会場を運営する側も厳しいのだと思いますし、命名権を販売することで経営の一助になれば良いと思うのですが、
長年「渋谷公会堂(渋公)」として親しまれてきた会場が、「渋谷C.C.Lemonホール」となると、ちょっと・・・という感じがしてしまいます。
例えば「シアターBRAVA!」も、頭に企業名がついているものの、劇場の名前はそのまま残されているわけですし、
渋公の場合も名前を残すなど、もう少しなんとかできなかったものでしょうか。
しかも、完成イメージの画像を見るとさらに脱力感が。
あまり劇場のイメージを損なうことをすると、サントリーやCCレモンにとって宣伝になるどころか、逆効果のような気もしますので、
もうちょっと何とかしてほしいような感じがします。
■渋谷公会堂から回転舞台が消える
■三和酒類、大分県立総合文化センターの命名権購入
■東京の劇場
●オフィシャルサイト
※2011/10/1追記
サントリーはネーミングライツ契約の延長を行わず、2011年9月30日をもってC.C.レモンホールの名称は終了。
「渋谷公会堂」の名称に戻りました。渋谷区では新たなネーミングライツ契約者を募集しています。