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2006年7月16日
■四季芸術センター
新しい稽古場は、横浜市青葉区あざみ野に立地。
地上2階、地下1階の建物で、延べ床面積は11,741㎡。
隣接する従来の施設(同センター南館)の約3倍と、大幅に拡充されました。
センターには、大小の稽古場や25の研究室、トレーニングジムなど最新設備を完備。
特に大中の稽古場には傾斜舞台が設置され、舞台の角度を最大10度まで変えられるそうです。
特筆すべきは大、中の稽古場にある傾斜舞台機構だ。 広大な舞台の角度を最大10度まで自在に変えられるという。 実は、国内外の大劇場やオペラハウスでは、 観客から見やすいよう舞台が手前から奥に向かって高くなる、俗に「八百屋」と呼ばれる傾斜舞台が多い。 このため、平らな稽古場で練習し、傾斜舞台に立つと、 俳優が練習通りの演技ができなかったり、思わぬけがを負うことさえある。今回の稽古場の傾斜舞台機構は、
大舞台や海外公演を意識し演劇の質を高めると同時に俳優の安全に配慮した取り組みといえるだろう。
劇団員の一人は「本番の舞台に近い感触で練習できる」とその効果に満足な様子だった。
●FujiSankei Business iより
これはかなりすごいですね。
本番の舞台では、大劇場やオペラハウスなど元々八百屋飾りの設備がある場合に限らず、
観客の見やすさを考慮して、土台から組んで舞台奥を高くすることもあります。
しかし、稽古場に傾斜のあるところは少なく、俳優にとって本番で難しい点の一つになっており、
稽古段階から本番さながらの舞台で練習できるのは、かなり助かることだと思います。
こうした設備の他にも、海外への進出など
多くの面で四季は新たな試みを続け、演劇界をリードしている感がありますね。