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2006年7月 3日
■本谷有希子が第135回芥川賞候補に
第135回芥川賞・直木賞の候補作が発表され、
本谷有希子の「生きてるだけで、愛。」が芥川賞候補に選出されました。
本谷有希子は、「劇団、本谷有希子」を主宰する、1979年生まれの女優・演出家・劇作家。
昨年4月〜の1年間、オールナイトニッポンのパーソナリティを務め、一躍有名になりましたね。
これまで本谷有希子は、戯曲「乱暴と待機」で第50回岸田國士戯曲賞の最終候補、
戯曲を小説化した「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」で第18回三島由紀夫賞候補となっています。
前回134回の芥川賞候補には、松尾スズキの「クワイエットルームにようこそ」が選出されており、
2回連続演劇界からの選出となりました。
第135回芥川賞の選考会は7月13日の17時から東京・築地の新喜楽で行われる予定。
報道に拠ると、本谷有希子は7月10日〜26日まで渡米ということで、選考会当日は日本にいない予定だということです。
ちなみに、今回の芥川賞候補作は全5作中新潮から4作が選ばれています。
文芸春秋が主催する賞ですし、かなり珍しい印象です。
▼第135回芥川賞候補作
伊藤たかみ「八月の路上に捨てる」(文学界6月号)
鹿島田真希「ナンバーワン・コンストラクション」(新潮1月号)
島本理生「大きな熊が来る前に、おやすみ。」(新潮1月号)
中原昌也「点滅......」(新潮2月号)
本谷有希子「生きてるだけで、愛」(新潮06月号)
▼第135回直木賞候補作
伊坂幸太郎「砂漠」(実業之日本社)
宇月原晴明「安徳天皇漂海記」(中央公論新社)
古処誠二「遮断」(新潮社)
貫井徳郎「愚行録」(東京創元社)
三浦しをん「まほろ駅前多田便利軒」(文芸春秋)
森絵都「風に舞いあがるビニールシート」(文芸春秋)
■第50回岸田戯曲賞
■松尾スズキが芥川賞候補に
■演劇賞 | 岸田國士戯曲賞
●劇団、本谷有希子オフィシャルサイト
●生きてるだけで、愛
※2006/7/12追記
「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」の映画化が発表されました。
■腑抜けども、悲しみの愛を見せろ | 演劇ニュース
※追記
第135回芥川賞は、伊藤たかみ「八月の路上に捨てる」
直木賞は、三浦しをん「まほろ駅前多田便利軒」、
森絵都「風に舞いあがるビニールシート」に決まりました。
※2011/2/16追記
三浦しをん「まほろ駅前多田便利軒」が映画化されます。
■映画「まほろ駅前多田便利軒」 | 演劇ニュース