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2006年6月18日
■Amazon e託販売サービス
アマゾンジャパンは、12日から
卸を通さずメーカーや個人から直接商品を預かり委託販売する「e託販売サービス」を開始しました。
「Amazon e託販売サービス」は、
販売権を持つ商品をAmazonで委託販売できるサービス。
商品の制作者は、商品をamazonに直接販売を委託。
委託された商品はamazonの物流センターに保管され、
amazonのサイトにて一般の商品同様に販売されます。
消費者側から見ると、注文されると通常24時間以内に発送されますし、
委託も既存の商品もまったく違いはないことになります。
委託販売するには、
日本国内の事業体か20歳以上の個人で、
登録する商品の販売権を持っており、
登録する商品がISBNかJANコードを取得し、印刷・貼り付けされていること
などが条件となります。
販売対象の商品は、書籍、CD、DVD、ビデオゲーム、ソフトウェア。
委託期間は無期限で、委託商品数に制限はありませんが、
委託する個数はAmazonが需要予測に基づいて決め、委託者に「納入依頼」する形となるようです。
商品の内容は問われませんが、アダルトなどが含まれる場合Amazonが一般にも適用している審査があります。
商品が売れた場合、amazonは40%を徴収、60%が委託者に支払われます。
amazonからの入金は、月の売上を月末にまとめ、翌々月末に指定口座に振込。
その他に必要なのは、年会費として¥9,000(8/31までキャンペーンで無料)。
Amazon Japanは、今年6年目を迎える日本最大のweb書店。
自宅ユーザーの月間利用者は1,500万人を超え、
2位のセブンアンドワイ(176万人)を大きく引き離してトップに立っています。(ネットレイティングス4月度調査)
amazonの委託販売サービスは、
米国では10年前、英国で5年前、ドイツで今年3月に開始されており、日本は4番目。
ネットの普及で、直接販売やオンライン配信などにより、
メジャーとインディーズ、一般流通を通す書籍と自費出版などの差が小さくなり、
創作者が直接ユーザーに届けられるようになってきた昨今ですが、
amazonのこのサービス開始で、さらに拍車がかかりそうな雰囲気ですね。
これまで制作者が店舗などに委託して販売してもらっても、
店舗側は、費用をかけて仕入れた商品を優先してしまうのはもちろん、
問屋や発行元との関係もあり、なかなか店舗側に力を入れて販売してもらうことができませんでした。
しかし、ネットに特化しているamazonはaffiliateを通じ
広くサイト開設者が商品を広告するシステムで成功しているため、
良いものは勧められ広まっていく体系であると思われます。
こうした面から見ると、
戯曲の書籍や舞台公演DVD・CDなど、演劇関連の商品はなかなか一般に販売されづらいものも、
自作してもamazonで販売できるというのはかなりのメリットがありそうです。
舞台演劇関連の商品は、シアターリーグでも掲載させていただきますので
販売開始の際は、ぜひ私どもにもご連絡お願いします。