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2006年5月30日
■エル・パーク仙台問題
仙台市は、市内2か所の男女共同参画推進施設「エル・パーク仙台」「エル・ソーラ仙台」の統合を検討。
2つのホールがあるエル・パーク仙台が、廃止の方向で検討されています。
エル・パーク仙台は、青葉区の141ビルに1987年オープン。
2003年には、JR仙台駅前にエル・ソーラ仙台が作られ、
2館体制で女性の自立と社会参画を促進する場として活用されてきました。
仙台市は、エル・パーク約2億4,700万円、エル・ソーラ約3億1,300万円という維持管理費の削減、
効率的な行財政運営などの観点から行財政改革の一環として施設の統合を検討。
エル・パーク仙台廃止の方向で検討されているようです。
エル・パーク仙台には、キャパ248名と190名という2つのホールがあり、
演劇などの小劇場公演が頻繁に行われています。
このため、地元劇団などから廃止反対の声が多数挙がっており、
複数の市民団体が参加する「エル・パーク仙台の存続を願う会」も結成。
仙台の演劇ポータルサイト「演劇仙台」では、廃止問題経緯と掲示板を特設し、
ホール存続のための署名も募っています。
仙台の行政事情などはよくわかりませんが、
エル・パークは昨年度も年間22万人の利用者がいたそうで、
維持管理費に莫大な費用がかかるというのは、
運営の方法などに問題があるのでは?という気がしてしまいます。
税金が投入されることですし、こうした見直しが必要だとは思いますが、
文化的なものに費用がかかるのは言わば当然のことで、
金がかかるから廃止しよう、ではなく、
いかにして費用をかけず維持存続させるか、考えてほしいように思います。
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