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2006年5月27日
■尾瀬の郷オゾン・シアター
群馬県片品村は、今秋50歳以上限定の劇団「尾瀬の郷オゾン・シアター」を設立します。
これは、地元の上毛新聞が5/26に報道したもの。
同日の紙面1面トップで
「団塊世代集まれ 回帰定住へ劇団設立」という見出しと共に、大きく伝えています。
片品村は今秋、五十歳以上が限定の劇団「尾瀬の郷(さと)オゾン・シアター」を設立する。県内外の団塊世代など、中高年の村内への定住を図るのが狙い。九月に審査を行い、第一期の団員約二十人を選考する。合格者は九月中旬から毎週土曜、現代演劇協会「劇団昴(すばる)」(東京都文京区)による演技指導を受け、年末に朗読劇で初舞台を踏む計画。村は独自の長期滞在者促進事業として稽古(けいこ)場の提供、団員への宿泊施設の格安紹介などで後押しする。来春から始まる団塊世代の大量退職、都市住民の山村回帰志向の高まりをにらんだ事業。山村の活性化対策や、第二の人生の"夢舞台"としても注目される。村は劇団の企画、運営などを行う、官民の十人程度でつくる実行委員会を今月中に立ち上げる予定。
村の計画によると、八月までに首都圏の都市部などに住む五十歳以上を対象に募集を行い、九月上旬に村内でオーディションを実施する。本年度(第一期)の募集人員は村での長期滞在や定住可能な人が五人程度、村内の稽古場へ週一回通える人が十五人程度。団員は来年度以降も数人ずつ補充していく。
団員の受講料は月額一万円で、劇団の運営費に充てられる。
群馬県では、人口減少に悩む山村地域活性化のため「ぐんまの山村回帰支援研究会」を立ち上げ、
団塊の世代の大量退職を見据えて山村への回帰を促しています。
農業体験と共に演劇も学べることで、首都圏などから地域への定住を図っているようです。
今春には、蜷川幸雄が原則55歳以上の演劇集団「さいたまゴールド・シアター」を発足、
予想をはるかに超える応募者が殺到したこともありましたが、
こちらも高齢者第2の人生に演劇を、という同様の試み。
地方でのスローライフ&役者を夢見る高齢の方には、良いチャンスになりそうですね。