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2006年5月23日
■元禄忠臣蔵
国立劇場では、今秋10月から3カ月に分け「元禄忠臣蔵」全10編を上演します。
大石内蔵助は、中村吉右衛門、坂田藤十郎、松本幸四郎が月替わりで務めます。
1966年にオープンし創立40周年を迎える国立劇場は、
記念公演として世界最長の戯曲といわれる、
真山青果作「元禄忠臣蔵」を史上初めて完全通し上演します。
「元禄忠臣蔵」は、赤穂浪士の討ち入りを描いた物語で、
「仮名手本忠臣蔵」と並ぶ名作と言われています。
日本人なら誰もが知る有名な作品ですが、全編上演すると約10時間もかかってしまうため、
公演の際も名場面のみが上演されてきました。
今回の公演では、全10編を月跨ぎの3部に分け、時間軸通りに上演。
主演の大石内蔵助は、中村吉右衛門(10月)、坂田藤十郎(11月)、松本幸四郎(12月)が月替わりで務めます。
国立劇場によると、完全通し上演は何度も内蔵助を演じた故初代松本白鸚の夢だったそうで、
白鸚の息子・幸四郎と吉右衛門が父の夢を叶えることになりますね。
公演チケットは、10月分が9/6発売開始予定。
各回の公演も、上演時間が4時間30分ほどになる見込みで
上演する側のみならず、観客もかなり気合いが必要そうですね。
●「元禄忠臣蔵」
会場:国立劇場(東京)
原作:真山青果「元禄忠臣蔵〈上〉」「元禄忠臣蔵 〈下〉」
演出:真山美保/織田紘二
▼「元禄忠臣蔵 第1部」
日程:10/04〜27
演目:江戸城の刃傷/第二の使者/最後の大評定
出演:中村吉右衛門
▼「元禄忠臣蔵 第2部」
日程:11/03〜26
演目:伏見撞木町/御浜御殿綱豊卿/南部坂雪の別れ
出演:坂田藤十郎
▼「元禄忠臣蔵 第3部」
日程:12/03〜26
演目:吉良屋敷裏門/泉岳寺/仙石屋敷/大石最後の一日
出演:松本幸四郎