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2006年4月27日
■役所広司出演の「バベル」が第59回カンヌに出品
世界三大映画祭の1つ・カンヌ国際映画祭。今年も5月17〜28日、フランス南部のカンヌで開催されます。
59回目となるカンヌ映画祭。
今年は19本のコンペティション部門の出品作が発表されましたが、残念ながら日本映画は選出されていません。
そのせいか、国内のマスコミ報道も非常に少ない感じですね。
コンペ出品作では、役所広司が出演しているメキシコ映画「バベル(Babel)」が出品されています。
(アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督、ブラッド・ピット主演)
役所広司にとっては、1997年にパルムドールを受賞した「うなぎ」(今村昌平監督)、
2000年の「ユリイカ」(青山真治監督)、
2001年の「赤い橋の下のぬるい水」(今村昌平監督)に続き、4度目のカンヌコンペ部門参加。
「バベル」は、日本では来年公開予定。
また、役所広司が日本語吹き替え版でアニメ声優に初挑戦した
アメリカ映画「森のリトル・ギャング」も、特別招待作品に選ばれています。
役所は、オリジナルでブルース・ウィリスが担当している主役のアライグマ役を務めています。
ブルース・ウィリスもカンヌ入りする予定ということで、
「バベル」で参加する役所とウィリスとの対面も実現しそうです。
映画祭のオープニング作品は、大ベストセラー推理小説が原作の「ダ・ヴィンチ・コード」(ロン・ハワード監督)、
クロージング作品はトニー・ガトリフ監督の「トランシルバニア」。
審査委員長はウォン・カーウァイ(王家衛)監督で、中国人の審査委員長は初めて。
その他の審査員には、パトリス・ルコント、ティム・ロス、モニカ・ベルッチ、
ヘレナ・ボナム・カーター、サミュエル・L・ジャクソン、チャン・ツィイーなど。
▼第59回カンヌ国際映画祭 コンペティション部門出品作
「Volver」ペドロ・アルモドバル監督(スペイン)
「Red Road」アンドレア・アーノルド監督(イギリス)
「La Raison Du Plus Faible」ルカ・ベルボー監督(ベルギー)
「Indigenes」ラシッド・ブシャール監督(アルジェリア)
「Iklimler」ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督(トルコ)
「Marie-Antoinette」ソフィア・コッポラ監督(アメリカ)
「Juventude Em Marcha」ペドロ・コスタ監督(ポルトガル)
「El Laberinto Del Faumo」ギレルモ・デル・トロ監督(メキシコ)
「Flandres」ブリュノ・デュモン監督(フランス)
「Selon Charlie」ニコール・ガルシア監督(フランス)
「Quand J'Etais Chanteur」グザビエ・ジャノリ監督(フランス)
「Babel」アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督(メキシコ)
「Laitakaupungin Valot」アキ・カウリスマキ監督(フィンランド)
「Southland Tales」リチャード・ケリー監督(アメリカ)
「Fast Food Nation」リチャード・リンクレイター監督(アメリカ)
「The Wind That Shakes The Barley」ケン・ローチ監督(イギリス)
「Summer Palace」ロウ・イエ監督(中国)
「Il Caimano」ナンニ・モレッティ監督(イタリア)
「L'Amico Di Famiglia」パオロ・ソレンティーノ監督(イタリア)
●映画「バベル」
公開:2007/4/28
監督:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
出演:ブラッド・ピット/役所広司/ケイト・ブランシェット/ガエル・ガルシア・ベルナル/菊地凛子
DVD:バベル