広告

2006年3月 9日

■硫黄島からの手紙

クリント・イーストウッドが監督する映画「硫黄島からの手紙」
渡辺謙・二宮和也・中村獅童・伊原剛志・加瀬亮の出演が発表されました。

「硫黄島からの手紙」(Lamps Before The Wind)は、
太平洋戦争時の硫黄島の戦いを日本側から見た映画で、
すでに昨秋に撮影を終えている、アメリカ側から見た作品
「父親たちの星条旗」(Flags Of Our Fathers)との2部作。
太平洋戦争を、日米両方の視点から捉えるのが目論見のようで、
2作共にスティーブン・スピルバーグの製作、クリント・イーストウッドの監督。

そして日本側から見た作品「硫黄島からの手紙」には、
渡辺謙が主演、その他二宮和也・中村獅童・伊原剛志・加瀬亮の出演が決まりました。
配給元のワーナー映画によると、演技力でキャスティングしたいという監督の意向のもと
1月中旬、脚本を読む候補者の映像を米国に送付。
ビデオでのオーディションを経て出演が決まったそうです。

そんな中、主演の渡辺謙ただ1人イーストウッドから直接指名。
渡辺謙は、「ラスト サムライ」「バットマン ビギンズ」「SAYURI」と続けてハリウッド作品に出演していたので
その演技力は既に認められていたということでしょうね。

配役は、主演の日本陸軍第109師団師団長・栗林忠道中将を渡辺謙、
栗林と運命を共にする兵士・西郷を二宮和也、
栗林の奇策を拒む伊藤大尉役を中村獅童、
LA五輪の馬術大障害飛越競技で金メダルを獲得した、戦車第21連隊連隊長・西竹一中佐役を伊原剛志、
元憲兵隊員の清水洋一役を加瀬亮が演じます。
渡辺謙以外は、全員ハリウッドデビュー作。

「硫黄島からの手紙」は、作中ではほぼ全編日本語になる模様。
まもなく13日にLAでクランクインし、4月末まで撮影、12月公開予定。
「父親たちの星条旗」は、先だって今夏公開予定。

クリント・イーストウッドは、監督業に進出してしばらくは、あまり芳しい評判は得られませんでしたが、
許されざる者」「ミリオンダラー・ベイビー」で、アカデミー監督賞を2度受賞。
今や巨匠と呼ばれるような監督になっており、
今作も、これまで日本人出演ハリウッド作と比べてもかなり注目を集めそうですね。

硫黄島の星条旗
硫黄島の星条旗
「玉砕総指揮官」の絵手紙
「玉砕総指揮官」の絵手紙

父親たちの星条旗(Flags Of Our Fathers)
公開:10/28
監督:クリント・イーストウッド
出演:ライアン・フィリップ/ジェシー・ブラッドブオード/アダム・ビーチ/ジェイミー・ベル
チケット:[ぴあ][オフィシャルサイト]
DVD:●父親たちの星条旗
父親たちの星条旗 期間限定版

硫黄島からの手紙
公開:12/9
監督:クリント・イーストウッド
出演:渡辺謙/二宮和也/伊原剛志/加瀬亮/中村獅童
チケット:[ぴあ][オフィシャルサイト]
DVD:●硫黄島からの手紙
硫黄島からの手紙 期間限定版

関連する演劇・ミュージカルニュース

「硫黄島からの手紙」奥付

  • Posted : 2006年3月 9日 15:45
  • Tag : /
  • Prev : « e+とセブンイレブンが提携
  • Next : 劇団ブサイコロジカル。「ランニングマンと小劇場マラソン」をネット配信 »
  • Category : 映画 | 演劇ニュース | シアターリーグ