広告
2006年1月 8日
■テレビとネットYahoo!とgoogle
ラスベガスで開催中のConsumer Electronics Showで、
Yahoo!とgoogleが相次いでテレビ関連の新サービスを発表しました。
Yahoo!が発表したのは、
Webで提供している各種コンテンツを、テレビなどで利用できる新サービス「Yahoo! Go」シリーズ。
テレビで利用する「Yahoo! Go TV」は、まずテレビをパソコンと接続。
テレビの画面でパソコンやWebのコンテンツを表示し、webコンテンツをテレビ画面で利用するもの。
講演では検索やメール、写真、映画や音楽などが挙げられており、
Yahoo!の同サービスなどをテレビで利用できるソフトが発表される模様。
また、家庭内DVDやステレオなどに収録された映像や音楽のデータを管理する機能も備えられるそうで、
webのみならず、家庭内ネットワークのポータルにしたいそうです。
利用方法は、現在パソコンで使っているものと同様になるとのこと。
その他、携帯で利用する「Yahoo! Go Mobile」
デスクトップでブラウザを使わずに様々な情報にアクセスできる「Yahoo! Go Desktop」
なども同時に発表されています。
一方のgoogleは、
インターネットを通じ、テレビ番組や映画などの有料配信サービスを開始する予定とのこと。
米CBSの過去のテレビ番組のダウンロード形式での配信が発表され、
価格は、CBSの場合1番組約2ドルということです。
これは、既に日本でも『シネマナウ』が行っているサービスと同様ですが、
googleが参入という点で、利用者が一気に増えそうな感じですね。
これらの実現は、まずアメリカ、そして英語圏から開始されると思われるので
日本語版が開始されるのは、しばらく先の話にはなると思います。
しかし、既に今でもステレオなどはネットにつなぐものが普及し始めているように
家電はネットにつないで情報を取得する、そして一元管理するというのは
近未来映画などでもお馴染みの光景で、そういう方向に進んでいくのは多くの人が予想するものだと思います。
このYahoo!の発表は、そういう時代が近づいているのを感じさせる内容だと思いましたし、
今後はその辺りも視野に入れながら家電も買うようにした方がいいのかもしれませんね。
しかし、ドラマや映画のネット配信という点では
いくら配信する側がハード・ソフト両面で整備を進めても
日本では著作権云々の問題が解消しなければ、ということがありますね。
早くこの法的整備を進めないと、
ますます日本の映画・ドラマは世界から置いて行かれてしまうような気がします。
ブームとなった韓国を始めアジアのドラマは、既にかなりの数の作品をネット上で見ることができますし
これで欧米の作品が容易に視聴できるようになったら・・・
日本は、まず作品の質や内容で勝負できる状況にするのが先決ですよね。
■オンライン動画配信サイト
■スカパーBB(2005/12/28)
■CinemaNowJapanハリウッド映画を定額配信(2005/12/14)