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2006年1月22日
■エレンディラ
ガルシア・マルケス原作の「エレンディラ」が、蜷川幸雄演出、坂手洋二脚本で今秋、舞台化されます。
「エレンディラ」は、「百年の孤独」でノーベル文学賞を受賞した
コロンビアのガルシア・マルケス(Gabriel Garcia Marquez)の短編。
過去ヨーロッパで映画化もされている作品で、
大人のための残酷な童話として書かれたと言われ
「無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語」という邦題がつけられています。
この物語が、坂手洋二の脚本、蜷川幸雄の演出で今秋上演が予定されています。
このコンビだけでも注目の舞台になりそうですが、
音楽の担当が「ピアノ・レッスン」など映画音楽で有名なマイケル・ナイマン。
俳優陣も、エレンディラ役がモデルとして人気の美波。
エレンディラの恋人・ウリセス役が、初のミュージカル以外の舞台となる中川晃教。
エレンディラの祖母を白石加代子が演じるようで、各界から注目される作品になりそうですね。
報道に拠ると、
美波は一昨年「ロミオとジュリエット」に続いての蜷川オーディションで、今回見事合格となったそうです。
上演は「10月から東京都豊島区内の、既存の劇場ではない施設や、地方で上演される予定」とのこと。
さらに「米国など海外でも上演される方向。」ということですから、詳細の発表が待たれますね。
●舞台「エレンディラ」
日程:2006/10〜12公演予定
演出:蜷川幸雄
脚本:坂手洋二
原作:「エレンディラ」ガルシア・マルケス(Gabriel Garcia Marquez)
音楽:マイケル・ナイマン(Michael Nyman)
出演:中川晃教/美波/白石加代子
※2006/5/17追記
主催のホリプロは、エレンディラの公演延期を発表しました。
当初、東京・西巣鴨の「にしすがも創造舎」(旧朝日中学校体育館)で上演を予定していましたが、
演出の意図が明確になってくるに従い、会場の物理的空間と食い違いが生じたようで
劇場で上演するよう、方向転換が為された模様です。
上演は来年以降になる予定で、新たに劇場を探すことになりそうです。
なお、6月に予定されているマイケル・ナイマン・バンド・コンサートは、予定通り行われます。
※2007/3/16追記
エレンディラ公演日程・チケット発売日が決定しました。
●エレンディラ
日程:2007/8/09〜9/02 彩の国さいたま芸術劇場(埼玉)
2007/9/07〜9/09 愛知厚生年金会館(愛知)
2007/9/14〜9/17 シアターBRAVA!(大阪)
演出:蜷川幸雄
出演:中川晃教/美波/國村隼/瑳川哲朗
チケット:[ぴあ]
▼エレンディラ(マイケル・ナイマン・バンド)
日程:2006/6/09 メルパルクホール(東京)
2006/6/10 シアターBRAVA!(大阪)
2006/6/11 日本青年館(東京)
出演:中川晃教
チケット:[ぴあ]
▼映画「エレンディラ」(Erendira)
公開:1983 フランス/メキシコ/西ドイツ
監督:ルイ・グエッラ(Ruy Guerra)
出演:イレーネ・パパス/クラウディア・オハナ/ミシェル・ロンダール