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2005年11月16日
■歌舞伎座建て替えを発表
東京の劇場「歌舞伎座」の建て替えが発表されました。
1950年に完成、翌1951年に開場した現在の歌舞伎座。
地下1階地上4階建てで客席数は約2000。設計は建築家の吉田五十八。
2002年には国の有形文化財にも登録されており、
建物を残す補修などの手段も検討されてきたそうですが、
老朽化が進んでいる等の理由で維持を断念、建て替えが決定したそうです。
工事は、早ければ2年後の2007年に着工、
建て替えに3年間ほど見込み、5年後の2010年ごろ新劇場オープンの予定。
歌舞伎の興行元・松竹に拠ると、工事中は代替劇場を探し公演は続ける予定とのこと。
新しい劇場の具体的な形状などは未定ということですが
外観は、できるだけ現在の伝統的な雰囲気を残す方針で
劇場内は、通路の段差を解消、エレベーターの設置などバリアフリーに対応する他、
座席の幅を広げたり、観劇しやすいよう改善される模様です。
最近、戦後すぐに建てられた劇場やビルの、改築や建て替えのニュースが多いですね。
少々寂しい気もしてしまいますし、
特に歌舞伎座は新しくなっても、その雰囲気ある外観でいてほしいですね。
※2008/10/21追記
■歌舞伎座建て替え・複合ビルへ | 演劇ニュース
※2009/8/27追記
■歌舞伎座建て替え・計画の概要発表 | 演劇ニュース