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2005年11月29日
■電通がテレビ民放5社とネット配信
電通は昨日、インターネットを利用した映像配信に向けて、
テレビ民放5社と共同で事業会社の設立を検討すると発表しました。
民放5社は、日本テレビ放送網、東京放送、フジテレビジョン、テレビ朝日、テレビ東京。
在京キー局すべてということになりますね。
この民放5社と電通が新会社を設立を検討という段階で、
TBSが大筋合意した以外は出資を検討中という状態ですから、詳細はまだまだこれからという感じですが
ネット上に放送局による共同のポータルサイトを設け、
各局が番組を持ち寄り、電通が広告を付けて配信する方法が有力とのこと。
現在は、GYAOのような広告配信、無料視聴をメインに計画されているようですが
ユーザー課金による有料配信も検討しているとのこと。
2006年春の事業家を目指し、地方局などにも幅広く参加を呼びかけるそうです。
これが実現すれば、ついに来たか、という感じですね。
各テレビ局は、ネット配信に対して著作権を理由に消極的な感じでしたが
その問題はクリアになる目途がたったのでしょうか?
しかし、テレビは全体の視聴率低下によるネットを中心とした他媒体への広告流失や、
今後HDDレコーダーの普及により、CMをスキップするユーザーの増加など
スポンサーによるテレビコマーシャルを収入源とした運営方法自体が危ぶまれていますが、
ネット配信であれば、CMは強制的に視聴させられますし、
視聴者層も簡単に統計が取れるなどのメリットが大きい気がします。
要は、著作権処理にかかる手間や費用よりネット配信によるメリットが大きいと判断され、
この企画が立ち上がったのでしょうし、
またそうでなければテレビ全体の将来も明るくないように思えます。
何にしても、コンテンツなど詳細の発表が楽しみですね。