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2005年11月30日
■坂田藤十郎231年ぶり襲名
京都・南座で、上方歌舞伎の大名跡・坂田藤十郎
231年ぶりの襲名を披露する「顔見世興行」が始まりました。
初代坂田藤十郎は、元禄の頃(江戸時代初期)上方で活躍した立役で、
和事を完成させた俳優として歴史に名を残しています。
(和事は、上方で演じられる女性的で優美な歌舞伎の演技を言い、
江戸で市川團十郎が完成させた荒事と対照的と言われています。)
中村鴈治郎改め四代目坂田藤十郎の初舞台は、
初代藤十郎の出世作だった「夕霧名残の正月」
上方和事を象徴する紙衣姿で登場、客席からは新しい屋号「山城屋」のかけ声も飛んだそうです。
坂田藤十郎の襲名口上は夜の部にて。
京都・南座での襲名披露公演は12/26まで。
同公演は来年、東京、福岡、大阪、名古屋でも行われます。
●吉例顔見世興行
日程:2005/11/30〜12/26
会場:南座(京都)
●寿 初春大歌舞伎
日程:2006/1/2 〜 1/26
会場:歌舞伎座(東京)
●坂田藤十郎襲名披露 二月博多座大歌舞伎【昼の部】【夜の部】
日程:2006/2/2〜2/26
会場:博多座(福岡)