広告
2005年9月 6日
■物語の舞台、道成寺で文楽上演
文楽の名作「日高川入相花王」
物語の舞台となっている道成寺で「渡し場の段」が上演されました。
和歌山県日高川町にある道成寺、当地の伝説を題材にした「日高川入相花王」の「日高川渡し場の段」が
おいでよ日高実行委員会の主催で上演されました。
300年を超える文楽(人形浄瑠璃)の歴史上、物語の舞台で上演されるのはこれが初めて。
当日は、集まった700人ほどの観客を前に
吉田簑助、桐竹勘十郎、豊竹咲大夫ら文楽界を代表する面々が顔を揃えました。
物語発祥地での上演ということで、多いに盛り上がったようです。
物語は、当地の安珍・清姫の悲恋伝説を題材にしたもの。
これに基づいて作られた能の「道成寺」を元に、
歌舞伎でも「京鹿子娘道成寺」(道成寺娘)として人気の舞踏演目があり、
中村福助・牧瀬里穂の主演で「娘道成寺 蛇炎の恋」として映画化もされています。
■文楽
●道成寺 |
●長唄 芳村伊十郎/京鹿子娘道成寺 |
●娘道成寺 蛇炎の恋【特別版】 |