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2005年8月19日
■三島由紀夫の映画「憂国」フィルムを発見
三島由紀夫が自らの小説を基に、自ら脚本・製作・監督・主演を務めた映画「憂国」のネガフィルムが
東京都大田区の三島邸から見つかったことがわかりました。
「憂国」は、三島由紀夫の二・二六事件三部作の一つと言われる1961年に発表された小説。
これを三島自身が脚本・製作・監督・主演を務めた1966年の映画(30分/モノクロ)の
ネガフィルムが発見されたそうです。
作中では2・26事件に参加できなかった中尉が妻の目前で切腹し、妻も後を追うシーンがあるようで
1970年の割腹自決を予告したものでは?と報道されています。
この映画は、現在刊行されている新潮社の「三島由紀夫全集」の別巻として来春DVD発売されるということです。
※2006/4
全集の別巻として映画DVDが発売されました。
●決定版 三島由紀夫全集〈別巻〉映画「憂国」
●書籍:憂国-自選短編集 (新潮文庫)