ミュージカル「レノン」 | 演劇ニュース

■ミュージカル「レノン」

ジョン・レノンの生涯を描いたミュージカル「レノン」が
ブロードウェイで14日に開幕しました。

サンフランシスコでの上演以来、大幅な見直しが行われた今回の舞台。
7月下旬、8月4日とブロードウェイ公演初日の予定が伝えられていましたが、延期の末、ついに14日に初日を迎えました。

このミュージカルは、Queenの楽曲を使用して作られた「We Will Rock You」のようなものではなく、
Wolfgang Amadeus Mozartの生涯を描いた「モーツァルト！」タイプの作品のようで、
作中ではほとんどJohn Lennonの楽曲は使われていないようです。

Rockを題材にしたミュージカルが世界的に大流行している昨今ですが、
John Lennonという偉大な人物を扱ったこの作品は、
アメリカのメディアではあまり良好な批評を得られていないようです。
ビートルズが音楽界に革命的な影響を及ぼした初期作品がミュージカルから省かれていることや、
ビートルズ解散前のことに触れられていないことなどが欠点として挙げられています。
また、ミュージカルの制作には、オノ・ヨーコも関わったことからか、
ニューヨーク・タイムズ紙は「オノ中心の作品」と批判しています。
またロイター通信は、「ミュージカル内ではビートルズの音楽がほとんど演奏されず、
演奏シーンも4人の女性キャストが務めるため、ビートルズファンはがっかりするかもしれない。」と伝えています。

なんだか芳しくない雰囲気で報道されていますが、どうなのでしょうね。
もちろん私も観ていないので何とも言えませんが、
伝記的作品なのでしょうし、それでおもしろく出来ているのなら良いような気もしますが・・・

ブロードウェイで成功を収めれば、日本にも渡ってくるでしょうか。
日本にもLennonファンは多いですから、実現の可能性はありそうですよね。
日本公演が実現するとしたら、来日公演でしょうか？

●1962〜1966