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2005年7月21日
■TBSとCCCがネットとDVD事業で新会社
テレビ局TBSと、TSUTAYAを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は
ネット配信とソフト事業のための新会社を共同で設立すると発表しました。
これは昨日発表されたもので、新会社の名称はTCエンタテインメント。
8月上旬に設立し、10月末をめどに事業を始める方針のようです。
出資比率はTBSが51%、CCCが49%。
これまで、自社のソフト販売元を持っておらず
例えば「8時だヨ!全員集合」などは、フジ産経系列のポニーキャニオンから販売されていましたが
今後は新会社がソフト流通の中核を担うなど、TBSのソフトDVD化を中心に進めていく模様です。
ドラマに強いTBSがソフト販売網を持っていなかったことは
日本の作品(特にテレビ関連ソフト)のDVD化が遅れる一因になっていたような気がします。
今後、過去の名作なども含めDVD化が進んでいくと良いですね。
民放キー局のネット配信としては、既に開始したフジテレビ、参入表明した日本テレビに続くものですが
先行した2社同様新会社でも、著作権問題を原因に挙げ、
テレビソフトのネット配信は難しいとの見解を示しています。
報道では「TBSもネット配信参入」といった見出しが踊っていますが、
提携先がTSUTAYAのCCCということもありますし、
むしろDVDなど物流を伴うソフトの販売事業の面が大きいような印象を受けます。
企業がどう動こうとも、著作権法の問題がクリアにならない限り、
テレビソフトのネット配信は進まなそうな感じですね。
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