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2005年7月25日
■地上デジタル放送をネット経由で配信
2006年を目途に、テレビデジタル放送を
光通信網を使ったインターネットで配信する方針を総務省が固めたようです。
地上波のUHF帯を利用して配信されている地上デジタル放送。
既に2003/12に、関東・中京・近畿圏で放送が開始されています。
今後も順次全国で開始され、2006年末には全国世帯の80%をカバー予定。
2011/7/24には、現在のアナログテレビ放送が終了する予定になっています。
地上デジタルテレビ放送を見るためには、
地上デジタルテレビ放送対応テレビか対応チューナーが必要です。
そのため最近は、対応テレビにした方がいいのかどうか、テレビを買うのが難しかったですよね。
しかし、各家庭でデジタルテレビ放送を光通信網で受信することを決めれば、
通常のネット環境と合わせて光導入が進みそうですね。
数年後には、電話もIP電話を主流にすることが予定されているようですし、
すべてがネット経由で行われる時代になるのでしょうか。
地方の山間地など、ネットの高速通信網が来ていなかったり、テレビの電波が届きづらいような地域でも
光回線を引くことで両方解決するので、設備投資などを考えると優れた解決法のような気がします。
しかし、現在の電波法からどう法改正していくのか、
IP放送になれば世界中で受信可能になるため、地域別放送免許をどうするかなど、様々な問題があるようにも思えます。
特にIP通信となれば電波のような制限も少なくなるため、新規参入を希望する企業が現れることも予想されますよね。
このとき、既得権益の為に参入阻害なんてことにならなければいいのですけれど・・・
スカパー!とJSATは難視聴対策として、衛星を使った地上デジタル放送の再送信を始めるそうですし、
今後どのような動きがあるのか注目ですね。
しかし、2011年にはギガバイトレベルで情報通信が行われており、
個人でも現在のテレビレベルの映像を配信しているような気もします。
こんな今すぐにでもできるレベルで、6年後のことを考えていていいのでしょうか・・・
■動画配信サイトリンク集
●地上デジタル放送推進協会