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2005年7月 6日
■映画「日本沈没」リメイク
1973年に公開された小松左京原作の映画「日本沈没」が
32年ぶりにリメークされることが発表されました。
日本列島が海中に沈没するストーリーで、日本SF史に残る名作と言われる小松左京の「日本沈没」
小説は400万部を超える大ヒットとなっています。
1973年には、森谷司郎監督、藤岡弘・いしだあゆみ主演で映画化され、
観客動員650万人、興収40億円を記録し、こちらも大ヒット。
ちなみに、当時の映画入場料は現在の半額程度だったので、
現在のレートで考えると80億円程度の興収にあたると言われています。
今回決定した映画化は、「ローレライ」の樋口真嗣が監督、
藤岡弘が演じた潜水艇操縦士・小野寺俊夫役に草なぎ剛、
今回初登場となるハイパーレスキュー隊員・阿部玲子役を柴咲コウが演じます。
主演の草なぎは、小松左京も望んでいた俳優だったということで、おそらくイメージにピッタリだったのでしょうね。
1973年映画化の際は、当時史上最高の製作費5億円を使った大作でしたが、今回も20億円の制作費を投入。
時代設定を現代に置き換え、東京消防庁やJAMSTEC(独立行政法人海洋開発研究機構)などの全面協力の下、
マントルまで掘削できる今夏完成予定の地球深部探索船「ちきゅう号」、
「しんかい6500」「しんかい2000」と、3隻の本物の潜水艦も使用。
CGを加え、リアリティのある映像を創り出す予定のようです。
配給は東宝。
8月下旬クランクイン。来春完成予定で、来夏公開予定になっています。
「日本沈没」は、過去に松竹も「日本沈没1999」として
大森一樹監督でリメイクを計画していましたが、実現しなかったこともありました。
原作は日本が沈没してしまう物語で、映像化するのはかなり難しそうな印象ですが、
その辺りどのように対処しているのかも見どころになりそうです。
●日本沈没〈上〉 |
●日本沈没〈下〉 |
●映画「日本沈没」
公開:2006/7/15
配給:東宝
監督:樋口真嗣
脚本:成島出/加藤正人
出演:草なぎ剛/柴咲コウ/及川光博/國村隼/石坂浩二/豊川悦司/大地真央
DVD:日本沈没
●映画「日本沈没」
公開:1973/12/29
配給:東宝
監督:森谷司郎
脚本:橋本忍
出演:藤岡弘/いしだあゆみ/小林桂樹/滝田裕介/二谷英明/中丸忠雄/村井国夫/夏八木勲/丹波哲郎
DVD:日本沈没