演劇ニュース

新年度の4月〜は「純情きらり」でヒロインは宮崎あおい。
舞台は愛知県岡崎市。愛知が舞台となるのは45年間の朝ドラ史上初めてです。
ピアニストを夢見て上京したヒロインが戦争で望みを絶たれ、
地元に帰り八丁みその蔵元を継いで生きる姿を描く物語。
原作は津島佑子の「火の山」で脚本は浅野妙子。

半年後の10月〜は「芋たこなんきん」で、藤山直美がヒロイン。
最近の朝ドラの傾向からして、舞台人の印象が強く、ベテランの藤山直美がヒロインとはちょっと驚きです。
藤山直美は、「心はいつもラムネ色」「純ちゃんの応援歌」「おんなは度胸」「ふたりっ子」「オードリー」
と5作の朝ドラに出演経験がありますが、もちろん主演は初めて。
また46歳の藤山直美は、単独のヒロインとしては朝ドラ史上最年長となります。
NHKの朝ドラは、近年若手新人の登竜門的番組になっていましたものね。
（「京、ふたり」で山本陽子が48歳でダブルヒロインを務めたことはあります）
物語は、作家・田辺聖子の半生を描くもの。
田辺聖子のエッセーと半生を元に、脚本は長川千佳子、大阪放送局が制作。

なおNHKによると、1966年・6作目の「おはなはん」以来続いていたオーディションによるヒロインの決定は行わず
今回は通常の交渉で両ヒロインを決定したそうです。
最近、ドラマのワンパターン化や、視聴率低下が話題になっていましたから、テコ入れの一つでしょうか。
今後もオーディションを行うのが原則のようですが、内容に合わせ柔軟に対応していくようです。

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