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2005年4月 6日
■米ソニーが映画のダウンロード販売開始へ
アメリカの映画制作会社、ソニー・ピクチャーズ・エンターテインメントが来年、
映画の有料オンラインダウンロード販売を始めると発表しました。
これは、サンタモニカで行われたデジタル・ハリウッド・カンファレンスで表明されたもの。
Sonyが持つ約2,500作品のうち、「スパイダーマン」「メン・イン・ブラック」などの人気シリーズを順次デジタル化、ダウンロード販売を開始するとのことです。
アメリカでは、既に2002/11/11に「Movielink」というサービスが開始されています。
これは、米映画大手5社(MGM/Warner/Sony/Universal/Paramount)が共同所有する映画のネット配信サービス。
利用するための会員登録は無料、1作品2〜5ドル程度でダウンロード購入でき、
1作品あたり約500M、ファイルはram/wmvという方式で、購入した映画は、30日間視聴できる仕組みになっています。
こうして見ると、システム的には良い物のようですが肝心の配信されている作品数が限られており、普及しているとは言い難い状況でした。
今回Sonyは、音楽のダウンロード販売でスタンダードとなった
appleiTunes Store」を目指し、本格的に取り組む模様。
詳細は未発表ですが、料金などは「Movielink」と同程度を検討しているようです。
また同時に、安価な正規盤の配信で、違法コピーや、海賊版DVDの撲滅も目指していると考えられます。
かなり期待してしまうニュースですが、appleが音楽配信で成功したのは、
appleが音楽制作とはあまり関係のない企業であったために多くの楽曲を提供できたことも大きいと思います。
その点、Sonyが単独で映画配信を開始しても、配信するのは自社のフィルムに限定されてしまうでしょうから単独で成功を収めるのは難しいような印象も受けます。
■オンライン配信リンク集
■オンラインDVDレンタル
●Movielink
●iTunes Store