広告
2005年4月20日
■第58回カンヌ映画祭に小林政広監督「バッシング」出品
世界三大映画祭の一つカンヌ映画祭。
58回を迎える今年は、
コンペティション部門に小林政広監督の「バッシング」の出品が発表されました。
昨年、是枝裕和監督の「誰も知らない」で
14才の柳楽優弥が男優賞を受賞し、大きな話題となりました。
あれからもう1年経ったのですね。
最高賞「パルムドール」を競うコンペティション部門へ
今年も日本から小林政広監督の「バッシング」の出品が決まりました。
昨年、日本関係からは
邦画「誰も知らない」(是枝裕和監督)
アニメ「イノセンス」(押井守監督)
香港映画「2046」(ウォン・カーウァイ監督、木村拓哉出演作)
が選出されましたが、結果パルムドールは
マイケル・ムーア監督の「華氏 911」(アメリカ)が受賞。
果たして今年はどうなるでしょうか?
ちなみに、これまで日本映画でパルムドールを受賞したのは4作品。
1954年「地獄門」(衣笠貞之助監督)
1980年「影武者」(黒澤明監督)
1983年「楢山節考」(今村昌平監督)
1997年「うなぎ」(今村昌平監督)
今回出品される「バッシング」は、
中東で人質となり、帰国後社会から非難を浴びた日本人女性(高遠菜穂子)をモデルにしたフィクション。
占部房子、香川照之、大塚寧々などが出演しています。
小林政広監督作品は、過去カンヌの監督週間などに1999〜2001年まで3年連続で出品されており
今回は念願のコンペ部門への出品となったようです。
また、コンペティション部門以外では
鈴木清順監督のこれまでの業績を称え、新作「オペレッタ狸御殿」が特別上映されます。
「オペレッタ狸御殿」は、チャン・ツィイー日本映画初出演・初主演作。
他に、オダギリジョー、薬師丸ひろ子などが出演しています。
日本では、5/28〜全国松竹・東急系にて公開。
カンヌ映画祭が、日本人監督の為にこのような機会を設けたのは、
黒澤明、吉田喜重に次いで3人目ということですから、かなり名誉なことですね。
カンヌ映画祭は、5/11〜22
南フランスのカンヌで開催されます。
審査委員長はボスニア・ヘルツェゴビナのエミール・クストリッツァ監督。
■第58回カンヌ映画祭結果
●カンヌ映画祭オフィシャルサイト
●映画「バッシング」
公開:2006/6/3
監督:小林政広
出演:大塚寧々/占部房子/田中隆三/加藤隆之/本多菊次朗/板橋和士/香川照之
DVD:バッシング