演劇ニュース

第25回ゴールデン・ラズベリー賞
■最低作品賞：「キャットウーマン」
■最低主演男優賞：ジョージ・W・ブッシュ　「華氏 911」
■最低主演女優賞：ハル・ベリー　「キャットウーマン」
■最低助演男優賞：ドナルド・ラムズフェルド　「華氏911」
■最低助演女優賞：ブリトニー・スピアーズ　「華氏911」
■最低監督賞：ピトフ　「キャットウーマン」
■最低脚本賞：「キャットウーマン」
■最悪スクリーン・カップル賞：ジョージ・W・ブッシュ＆コンドリーザ・ライス、もしくは"彼のペットのやぎ"　「華氏911」
■最低リメイク・続編賞：「スクービー・ドゥー 2 モンスターパニック」

柳楽優弥が最優秀男優賞を受賞、話題になった昨年のカンヌ映画祭で
パルムドール（最高賞）を受賞したマイケル・ムーア監督のドキュメンタリー「華氏911」と、
スパイダーマンの二番煎じと酷評されていた「キャットウーマン」 が
受賞を分け合う形となりましたね。
それにしても、主演男優賞のブッシュ大統領をはじめ
ラムズフェルド国防長官、ライス大統領補佐官などが並んでいるのはちょっとおもしろいですが、
本来の映画人が差し置かれてしまっているのは、少し残念なような・・・

しかし「ショーガール」でラジー賞受賞した際、
授賞式に現れたポール・バーホーベン監督に続き
今回もハル・ベリーが授賞式に出席、プラスチック製の安物トロフィーを受け取ったそうです。
バーホーベン監督は、受賞を喜んでいるような雰囲気でしたが、
ハル・ベリーは、母親から「あなたの年になったら、批判を受け入れなさい」と言われ
素直に批判を受け入れ、授賞式に参加したそうです。
その後、バーホーベン監督は「洒落のわかる男」という感じで評価が高まりましたが
オスカー女優でもあるハル・ベリーも、違った意味で評価を上げそうですね。

キャットウーマン

華氏 911

また、今回は25周年を記念して
この25年の最悪賞（Our First 25 YEARS）が発表されています。

＜25周年特別賞＞
■ラジー無冠俳優賞：アーノルド・シュワルツェネッガー (Ah-Nuld Schwarzenegger)
■最悪ミュージカル映画賞：「アメリカン・スター」
■最悪ドラマ映画賞：「バトルフィールド・アース」
■最悪コメディ映画賞：「ジーリ」

俳優賞は、数多くノミネートされつつ受賞を逃してきた俳優ということで
シュワルツェネッガーが選ばれました。
括弧内の英語表記は、誤りではなく、
「Ah-Nuld」は特に体が大きい人を呼ぶスラングのようで、
蔑称として用いられているようです。
シュワルツェネッガーの名前は「Arnold Schwarzenegger」が正解です。

●ラジー賞オフィシャルサイト