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2004年11月15日
■USENが音楽配信を開始
一般に言われる有線放送で有名な「有線ブロードネットワークス」社が社名を「USEN」に変更、
音楽ダウンロードサービス「OnGen」も本格的に開始されたようです。
USENは、他にも映画配給会社のギャガを子会社にしたりと、なかなか動きが活発なようです。
ギャガに関しては、100億円を出資して株式の57.6%を取得。
ちなみに、エイベックスの依田名誉会長も約30億円を出資して第2位株主になるようです。
さらに、USENはエイベックスとも資本提携を伴う業務提携に合意。
USENがエイベックスに20%超を出資し、筆頭株主となるようです。
有線の社名変更はともかく、ギャガやエイベックスとの提携を見ると、
単純に考えてネットなどでのデジタルコンテンツ配信に本腰を入れるつもりなのかな?
ということが思いつきます。
映画配信より一足先に始まったUSENの音楽ダウンロードサービス『OnGen』。
アメリカではappleの音楽配信iTMSがipodの人気もあって
音楽のダウンロード販売がかなり普及しているようですが
日本ではまだまだな感じがします。
けれど、これまで他社が行っていた音楽配信は、専用のソフトが必要だったりしましたが
USENの音楽ダウンロードは、最も普及していると思われるWindows Media Playerでの再生ですからちょっと侮れない気がします。
しかし、アメリカではネットでのダウンロード販売は、1曲当たり1ドルを切る価格で販売されています。
それに対して日本は1曲200〜300円程度。
これは、音楽に関しての再販制度がネックになっているのは明らかで
(レーベルが値段を設定するため市場の競争原理が働かない)
この根本的な問題、メーカーの既得利益を守る体質が改善されない限り
アメリカのように普及することはないような気もします。
1曲100円だったら、皆違法ダウンロードなんかしないようにも思うのですが。