広告
2004年11月 8日
■映画業界もネット上でのファイル交換提訴
日本では、ファイル交換ソフト「Winny」開発者が逮捕されましたが
アメリカでは、映画業界も違法ファイル交換する個人ユーザーを提訴する模様です。
これまでは音楽業界が主だったネット上の違法ファイル交換問題ですが
ついにアメリカでは映画業界が提訴を計画。
NYのThe Wall Street Journalが伝えるところに拠ると
200件程度の訴訟が起こされる可能性があるそうです。
アメリカでは、昨年全米レコード協会がファイル交換を行っていた人を相手取って261件もの訴訟を起こしており、
今回の映画業界の訴訟も、それと似たようなものになると思われます。
音楽業界の時の裁判では、
判事の同意を得ずファイル交換ユーザーの身元を開示させるのは違法、との判決が下っていますが
音楽業界は個人名不詳のまま訴訟を起こしています。(John Doe訴訟)
映画の違法ファイル交換に関しては
現状では映画1本落とすのに非常に時間もかかるでしょうし、
音楽のように問題が本格化する前に打った対処、という感じなのでしょう。
個人的には、ファイル交換は当然違法行為で、
それを行っていた人が罰せられることは当然だとは思いますが、
日米共に、このような「見せしめ」のような逮捕や訴訟に時間やお金を費やすよりは
抜本的な解決作を見出すべく努力すべきではないかと思います。