vol.428 | 水嶋ヒロの第5回ポプラ社小説大賞受賞
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Vol.428 http://www.moon-light.ne.jp/
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1954年の今日は、映画「ゴジラ」が公開された日です。
日本の特撮怪獣映画の元祖「ゴジラ」。
記念すべき第1作目は、監督・本多猪四郎、
宝田明・志村喬・平田昭彦・河内桃子などの出演で製作されました。
その後ゴジラ・シリーズは、
2004年の「ゴジラ FINAL WARS」まで全28作が製作されています。
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演劇ニュース
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■Amazon通常配送が無料に
11月1日より全商品の通常配送料が無料に
■第23回東京国際映画祭
東京サクラグランプリはニル・ベルグマン監督の「僕の心の奥の文法」
■映画「白夜行」
堀北真希・高良健吾の主演で映画化
■NHK-BS2で音楽映画特集
ミュージカル映画や音楽映画を連日放送
■堤幸彦×佐野元春「コヨーテ、海へ」
全編に佐野元春の楽曲を使用したロードムービー・1/3WOWOWで放送
■串田和美演出「十二夜」
松たか子主演2011年1月にBunkamuraシアターコクーンにて上演
■「マイ・フェア・レディ」大地真央が600回出演
大地真央イライザのファイナル・ステージ
■ローソン、HMVジャパンを買収へ
ローソンチケットとも連携か
■NHK文化祭2010で3D版「新☆三銃士」
3D版や人形・セットが公開
■レミゼ25周年記念コンサート ワーナー・マイカル・シネマズで上映
11/6〜12の1週間限定上映
■愛と青春の宝塚 リバイバル
「愛と青春の宝塚 〜恋よりも生命よりも〜」2011年に再演
■サラ・ブライトマン 来日公演をテレビ放送
東大寺・大仏殿前のライブを
■T・ジョイ「映画館が10倍楽しくなる14日間」
ゲキ×シネ「SHIROH」再上映など
■「ギルバート・グレイプ」舞台化
丸山隆平の主演で2011年1月に東京グローブ座などで上演
■蜷川幸雄が文化勲章を受章
文化功労者に市川猿之助・吉永小百合など
■東京ドラマアウォード2010
作品賞はTBSドラマ「JIN -仁-」
■2010/11/6公開映画
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シナリオ Pick Up!
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「シナリオリーグ」に掲載されている戯曲からPickUp!
■「ナポレオン」(東隆明)
彼の前に敵はなく、彼の後ろに人心は続く...青年は雄叫びを上げ、
頂点に登り詰めていく...!超、超能力作家東隆明が、
炎の如く燃える眼をした若き日のエネルギッシュなナポレオ ンを描き、
軽快に華麗に世に問う--生きることの真価を!
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今週の舞台・演劇用語
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「隈取」(くまどり)
隈取とは、赤などの線で顔を彩る、歌舞伎独自の化粧法のことです。
赤い線が描かれた歌舞伎役者の顔と言えば、ご想像いただけるでしょうか。
隈取は単に「隈」とも言い、この隈は色の濃淡や光陰を意味するもので、
目の下にできる「くま」と同じ言葉です。
この隈は、顔に色を付ける舞台メイクではありますが、
顔の血管や筋肉を誇張して表現したものであるため、化粧のように
「塗る・書く」ものではなく「取る」ものなので「隈取り」と言い、
隈取りをすることも「隈を取る」と言います。
隈取は、初代市川團十郎が創始したと言われており、
元々は荒事において力強さなどを表現するために用いられたものですが、
現在では時代物を中心に荒事以外でも使われるようになっています。
なお隈取は100ほどの種類がありますが、
使われる色は基本的に3色で、それぞれ明確な意味が定義されています。
赤色は、血管の盛り上がりなどを表し、正義・力・勇気などの意味。
藍色は、邪悪・非道を意味し、敵役や大悪人に用いられます。
そして茶色は、妖怪・魔物など人間以外の化け物、といった具合です。
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あとがき
水嶋ヒロの第5回ポプラ社小説大賞受賞が話題ですね。
いろいろな憶測なども飛び交っていますが、
とにもかくにも大手出版社の新人賞をもらえるというのは、
凄いことなんじゃないかな、と私は思いました。
一般に、有名な公募の文学新人賞は雑誌名が冠付けられたものが多く、
受賞作はまず雑誌に掲載、その後上梓されるかどうかという流れですよね。
ポプラ社小説大賞は出版社名の賞なのでケースが違いますが、
今回以外に唯一大賞受賞作が生まれた2006年の第1回では
10月に単行本が発売されていますし、副賞で2,000万円も払う予定の出版社は
受賞作を話題のうちに出版し、本を売るための方策を尽くしたいはず。
しかし今回は本の発売どころか、授賞式で作品や内容についてさえ
ほとんど触れられることがなく、なにかと不思議な感も残りました。
1989年、ミュージシャンだった辻仁成が「ピアニシモ」ですばる文学賞を受賞。
まだ若かった私もいろいろと邪推して複雑な心境になったのですが、
読んでみると作品自体が素晴らしく、一気にファンになってしまいました。
すばる文学賞は、翌90年も俳優の大鶴義丹「スプラッシュ」が受賞。
前年のことがあるので、私も素直に受け止めてはみたのですが、
残念ながら受賞に値する作品と私は思えず、読後の方が複雑な気分に。
文学新人賞は、それを手がかりに新人作家を読むきっかけとなるものですし、
水嶋ヒロもこのように受賞作という形になった以上、
彼のファンではない小説ファンの目にも触れるでしょうから、
今後は純粋に内容の勝負になってきますね。
私も一小説ファンとして上梓されるのを楽しみに待ちたいと思います。
kantaro
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