vol.421 | 上演される舞台の種類
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Vol.421 http://www.moon-light.ne.jp/
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1995年の今日は、DVDの規格が統一された日です。
1994年末から、SONY&Philipsと東芝&松下の間で規格争いが行われ、
1980年代のVHS対ベータのような消費者不在の争いが危惧されましたが、
1995年の今日、両者の規格を一部ずつ採用、
最終的にSONY連合が折れる形で合意し、意外に早く規格が統一されました。
しかしその後、DVD-RW、DVD-ROM、DVD-Rなど複数のDVDメディアが登場。
結局DVD規格は分裂する形になってしまっています。
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演劇ニュース
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■人形浄瑠璃文楽名演集「通し狂言 仮名手本忠臣蔵」
完全収録したDVDが11月に発売
■「ジャージー・ボーイズ」がブロードウェイで2,000公演
9月11日に2,000公演に到達
■第67回ベネチア国際映画祭
金獅子賞はソフィア・コッポラ監督「サムウェア」
■バナナマン設楽統初主演映画「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」
日村勇紀主演のスピンオフ作品ネット配信中
■映画に関する調査
邦画派vs洋画派?
■KYOTO EXPERIMENT「京都国際舞台芸術祭2010」
10月28日より京都で開催
■音楽劇「ピアフ」
エディット・ピアフの生涯を描く音楽劇・安蘭けい主演で上演
■ミュージカル映画「バーレスク」
クリスティーナ・アギレラとシェールが主演
■山本耕史初演出・ミュージカル「GODSPELL」
キリストの最後の7日間を描いたロックミュージカル
■一条ゆかり「プライド」舞台化
笹本玲奈・新妻聖子の主演
■映画「わが心の歌舞伎座」
歌舞伎座に密着したドキュメンタリー映画・2011年1月公開
■第34回モントリオール映画祭で「悪人」の深津絵里が最優秀女優賞を受賞
李相日監督「悪人」で
■2010/09/18公開映画
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今週の舞台・演劇用語
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「ケータリング」(catering)
ケータリングとは、英語「cater」のing形で、
料理を調達したり、賄ったりすること、配膳などを意味します。
基本的には、イベントやパーティなどで
飲食物を提供するサービスのことを指す言葉ですが、
近年の演劇界をはじめ芸能の世界では、
弁当や茶菓子など、いわゆる仕出し全般と同じような意味でも用いられます。
興行を催し、劇団などを招致すると「アゴ・アシ・マクラ」、
つまり食費・交通費・宿泊費が大きな経費となるわけですが、
このうち会場での食事がケータリングと呼ばれるものです。
この担当者は、興行の予定や出演者・スタッフの人数の確認などはもちろん、
仕込みからの作業予定や出入りの時間など細かな部分まで把握、計算し、
弁当や飲み物などの手配をする必要があります。
お客様にはまったく見えない部分の仕事ではありますが、
裏から舞台を支える、非常に重要な役割であると言えそうです。
以前は、弁当に関しては楽屋弁当、ロケ弁などと呼ぶことが多かったのですが、
近年は何でもケータリングと呼ぶケースが増えているようです。
一般では、パーティなどの配膳サービスを指すことが多いものの、
仕出し弁当屋がケータリングサービスと謳っているケースも増え、
最近では言葉としての使い分けはほとんどなくなっているような印象です。
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あとがき
日本でもミュージカルが盛んになり、大型の商業的な公演が増え、
数年前にはテレビ局が舞台へ進出してきた時期があったと思うのですが、
最近はすっかり定着、もしくは一段落といった感じですね。
むしろここ数年は、テレビ局は映画に尽力というイメージでしょうか。
舞台の流行で考えると、近年はアイドル的な売り方をしている俳優による
舞台公演が非常に増えたような感じがします。
ジャニーズが舞台興行に力を入れて成功した影響なのか、
専用劇場を設けた「会いに行けるアイドル」AKB48が成功してからなのか、
トーク・タレント以外にテレビでアイドルが売れなくなったからなのか、
アイドル×舞台の商法が韓国で人気となっているからなのか、
その理由はわかりませんけれど・・・
こうした興行は、芸術や演目として舞台を好きな方々から
あまり好意的ではない意見もよく耳にしますが、
私は、こういうところから実力ある俳優が生まれてくるんじゃないかな、と
ちょっと期待しています。今までも、テレビタレントなどが
初舞台で大舞台に抜擢、なんてことは多々あったわけで、
そうしたケースに比べれば、舞台経験を積んでいる若い方々には
今後に大きな期待が持てそうな気がしますものね。
それに、舞台に足を運ぶファン層の拡大という意味でも大きい気がします。
昔は、舞台は敷居が高いという人が多かったと思うのですが、
商業的な公演やアイドルの公演をはじめ、
シルク・ドゥ・ソレイユやブルーマンのようなショー的なものまで
実に様々な種類の舞台が催されている現在、
そのような感覚は薄れてきているかもしれませんよね。
もちろん、まだまだいろいろな問題もあるとは思いますが、舞台を観に行く
という感覚が、日本でも身近になってきているのかな?と感じるこの頃です。
kantaro
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