2010年6月23日

vol.409 | テレビのサッカー中継

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         お芝居めるまが「シアターリーグ」 

Vol.409                 http://www.moon-light.ne.jp/
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サッカーW杯が盛り上がっていますが、今日はオリンピックデーです。
1849年の今日、国際オリンピック委員会(IOC)が創設されたのを記念して、
第二次世界大戦後の1948年に制定されました。

日本は、1948年のロンドンオリンピックに参加が認められませんでしたが、
日本オリンピック委員会(JOC)が独自に記念行事を開催。
体操の候補選手による模範演技披露などが行われたそうです。


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              演劇ニュース
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歌舞伎町・大久保公園がシアターパークに
7月より東京ギンガ堂などが公演

ドラマ「宇宙犬作戦」
片桐仁・戸次重幸・高梨臨が出演

井上ひさし全芝居
井上ひさしの戯曲全集 その六が6月30日に発売

映画「水色キネマ」
映画「水色キネマ」の劇中劇「ピーターパン」を実際に舞台で上演

アニメエキスポで「キサラギ」上演
LAで開催されるAnime Expoで舞台「キサラギ」上演

KKP #7「ロールシャッハ」
小林賢太郎プロデュース約2年ぶりの公演

オカンの嫁入り
宮崎あおい・大竹しのぶで映画化、香寿たつき・三倉佳奈で舞台化

今の私をカバンにつめて
三谷幸喜が翻訳・脚本のミュージカル今秋上演

Wii ゲーム「Dance on Broadway」
アメリカでWiiのゲームソフト発売

上田美佐子「曠野と演劇」
シアターXの芸術監督初のエッセイ集上梓

ドラマ「タンブリング」舞台化
TBSで放送中のドラマ舞台化

2010/6/20までのニュース・ヘッドライン

演劇チケット発売情報

2010/06/26公開映画


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             今週の舞台・演劇用語
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「レーゼドラマ」(Lesedrama)

レーゼドラマとは、戯曲の種類の1つで、読まれるための戯曲を意味します。
つまり、上演されるためではなく、読まれることを目的とした戯曲のことで、
初めから劇化されることを考えず、文学の一ジャンルとして書かれたものと、
演劇性が希薄すぎるために上演に適さないものの2つがあります。

レーゼドラマは、18世紀にヨーロッパで流行したもので、
ゲーテ「ファウスト」(二部まで)や、
ミュッセ「戯れに恋はすまじ」などが、代表的な作品として知られています。

この「レーゼドラマ」という言葉は、ドイツ語の「Lesedrama」。
英語では「クローゼット・ドラマ(Closet drama)」と言いますが、
日本ではドイツ語の表現の方が普及しているのではないでしょうか。
対義語となる、一般的な上演に適した戯曲のことは
やはりドイツ語で「ビューネンドラマ(Bhnendrama)」と言います。
なおビューネンドラマとは、あくまで上演に適した文学「戯曲」のことで、
上演用の脚本や台本のことを意味する言葉ではありませんのでご注意を。

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あとがき

暇があってもなくてもW杯を見ている毎日です。
サッカーについて素人考えをあれこれ巡らせるのは楽しいものですが、
テレビで中継を見ていると、
サッカーの実況はアナウンサーの実力が如実に出るなぁと感じています。

実況が上手いと感じるのは、戦術や戦略のことを上手く解説者に振ったり、
ボールがないところの選手の動きを伝えてくれるアナウンサー。
逆に「絶対に負けられない戦い!ここは点を返しておきたい!」などと
たいして意味のないことを叫んでいるだけだったり、
「さぁボールを持った。前を向いた。ドリブルで仕掛ける!」などと
見ればわかることを喋っているだけだったりすると、音を消したくなります。
今大会で言うと、日本vsカメルーン戦を実況したNHKの野地アナウンサーは
冷静で的確な素晴らしい実況中継をしていたように感じました。

まあ実況は解説者の影響もありますし、嫌なら消音すれば良いのですが、
どうしようもないのが映像の方。
ボールデットで試合が途切れるとハイライトなどが入りますけれど、
試合が再開しても、スローなどで選手の顔が映されていることが
日本戦に限って非常に多く、早く試合を映してくれ〜と思うことが多々。
おそらく国内のTV局が独自に差し込んでいる映像なんだと思いますが、
なぜこうも試合中に選手や監督のアップを映したがるのでしょう?

そして、こうして寄るのが好きな傾向はサッカーに限らない気がします。
野球で打者が打つと、野手の動きではなく舞い上がった打球のアップ、
ギタリストがソロを弾いていても指先ではなく顔のアップ、
全身で芝居をしても、ダンサーが踊っても、なんでもかんでも顔のアップ。
選手やアーティスト側がアピールしたいのは顔ではないでしょうし、
多くの視聴者が見たいものも同様だと思うのですが・・・
今回のW杯でも、日本戦以外、FIFAの国際映像と推測される映像では
一切そんなことはないですし、なぜ日本の映像はこうした傾向なのか、
とても不思議に感じると共に、改善してほしいなぁと思ってしまいます。

                               kantaro
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■発行 : 有限会社moon-light

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「vol.409 | テレビのサッカー中継」奥付

  • Posted : 2010年6月23日 14:41
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