2010年1月27日

vol.388 | 大滝秀治のドキュメンタリ

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         お芝居めるまが「シアターリーグ」 

Vol.388                 http://www.moon-light.ne.jp/
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1936年の今日は、ロシア出身のオペラ歌手
フョードル・シャリアピンが来日した日です。

20世紀を代表するバスのオペラ歌手と言われるシャリアピン。
来日したのは亡くなる2年前と晩年ではありましたが国内3都市で公演を行い、
また宿泊先の帝国ホテルで彼の求めに応じて作られた料理は
「シャリアピン・ステーキ」として、今なおその名を残しています。

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              演劇ニュース
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大阪版TKTS
公演の割引当日券を販売するtktsを大阪・ミナミで開始

福岡シティ劇場休止
劇団四季専用劇場「コーラスライン」千穐楽で休止に

降りてゆく生き方
自主プロモーションにより全国各地で上映中の映画

おくりびと
中村勘太郎の主演で舞台化

高田馬場ラビネスト
東京・高田馬場に新しい小劇場

全身"役者魂"大滝秀治 〜84歳 執念の舞台〜
NHKハイビジョン特集・30日にも再放送

T・ジョイ大泉「映画館が10倍楽しくなる14日間」
全館デジタル化記念上映イベントでゲキシネなど上映

愛原実花が宝塚退団
雪組娘役トップ

TSUTAYA映画ファン賞2009
毎日映画コンクールの一部門としてファン投票で選出

第13回鶴屋南北戯曲賞は小幡欣治が受賞
「神戸北ホテル」が受賞

「ムサシ」ロンドン・NYバージョン
日本でも5月に上演

「ドラキュラ伝説」再演
松平健の主演で2008年に初演されたミュージカル再演

タカラヅカレビュー シネマ「太王四神記 Ver.II」
タカラヅカ レビューシネマの第2弾・星組公演を映画館で上映

2010/1/24までのニュース・ヘッドライン

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映画前売券

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             シナリオ Pick Up!
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シナリオリーグ」に掲載されている戯曲からPickUp!

■「松永弾正 戦国を上り詰めた男 その気骨と反逆」(神尾直人)
史実をもとに、松永弾正を魅力的に再現した時代劇。
天下を登りつめまでの悲劇と栄光、西洋キリスト武力との舌戦、
天下人織田信長との反発と共鳴、戦国もののふの姿を描くヒューマンドラマ。

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        今週の舞台・演劇用語  宝塚歌劇団編
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「拝賀式」(はいがしき)

宝塚歌劇団では、毎年元旦に行われる「拝賀式」から年が始まります。
生徒は宝塚歌劇団の正装である黒紋付と緑の袴で出席し、
宝塚歌劇団内の主に教室(稽古場)で、
理事長が新年の挨拶・抱負などを語った後、
出席した生徒全員で宝塚歌劇団団歌を歌い、
縁起物の紅白饅頭を受け取って帰る、というものです。

学校でいう始業式や会社での仕事始めと同じような感じでしょうか。
ちなみにこの団歌は、音楽学校を卒業した生徒の初舞台の口上の時にも
歌われているそうです。

出席は自由ですので、今年も宝塚大劇場以外での公演を控えていた
宙組や花組の生徒などが欠席していますから、
時期的に実家に帰ってくつろいでいる生徒もいるかもしれませんね。

普段滅多に見ることができない生徒の黒紋付と緑の袴ですので、
入り待ちや出待ちで目に焼きつけるファンも多いのではないでしょうか。

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あとがき

23日に、NHK BShiで放送された大滝秀治のハイビジョン特集を見たのですが、
大滝秀治の凄さが素直に伝わってくる、なかなか素晴らしい番組でした。
役者ならずとも勉強になる面があり、また公演に向けての姿を追っただけの
ドキュメンタリーながら、感動すら憶えてしまう場面も。

見終わって、なぜこの番組がおもしろかったのかを考えてみると、
大滝秀治の魅力がそのまま出ていたからおもしろかったんじゃないかな、
と当たり前の結論に至りました。

テレビのドキュメンタリー番組は、製作側が予め企画したであろう意図、
予め創ったであろう物語に沿って作られたんだろうな、と感じる番組が多く思えます。
つまり、ドキュメンタリーと言いつつも、実際は事実をそのまま伝えるのではなく、
事実に乗せて作り手が意思表示や批判をするものになっているように感じます。

それが良いか悪いか一概に言うのは難しいとは思いますが、
テレビというのは、公正中立であることが求められているはずですし、
またそうであると信じて見ている方々も多いと思います。
ですからマイケル・ムーア監督のような主張の要素が強い作品は、映画だからこそのような気も。
それに、一流の俳優などをドキュメンタリーとして取り上げる場合、
その道の素人である製作側がおかしな意図を持ち込んでしまうと、
番組の内容がズレたり、おかしくなったりするケースが多いように思いますし、
薄っぺらに見えてしまったりして、取り上げられる方に対しても失礼にあたるようにも思えます。

ドキュメンタリーは、イコール報道でないこともわかっていますが、
テレビ番組において過剰に主義主張にミスリードするような作りは
ちょっと謹んでほしいなぁと願うところです。
ちにみに、この「全身"役者魂"大滝秀治 〜84歳 執念の舞台〜」は30日にも再放送がありますし、
NHKオンデマンドでも視聴できるようですので、
役者を志す方はもちろん、純粋に芝居を好きな方にもお薦めしたいと思います。

                               kantaro
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「vol.388 | 大滝秀治のドキュメンタリ」奥付

  • Posted : 2010年1月27日 15:00
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