vol.387 | トーク番組?
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
Vol.387 http://www.moon-light.ne.jp/
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
1923年の今日は、三國連太郎の誕生日です。
戦争からの帰国後、1951年に木下恵介監督の「善魔」で、
岡田英次の代役としてデビューし、役名の「三國連太郎」をそのまま芸名へ。
「善魔」の撮影当初はまったくの役者素人だったそうですが、翌1952年には
稲垣浩監督「戦国無頼」で三船敏郎とも共演する程になっています。
その後も、枚挙に暇がないほどの代表作がある三國連太郎。
近年は映画「釣りバカ日誌」のスーさんとして親しまれてきましたが、
公開中の「釣りバカ日誌20 ファイナル」が完結作となってしまいます。
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
演劇ニュース
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
■Livespire「AKB48」
ソニーの"Livespire"がAKB48のコンサートを映画館で生中継
■映画「イン・ザ・ハイツ」
ブロードウェイ・ミュージカル「In The Heights」映画化
■第67回ゴールデン・グローブ賞
「アバター」「カールじいさんの空飛ぶ家」と3D映画が2冠
■岩波文庫チェーホフ
岩波書店からチェーホフの著書が続々と復刊
■劇団四季 ドリーミング 鹿鳴館 エルコスの祈り DVD
劇団四季DVD第7弾で3作が3月に発売
■人形浄瑠璃文楽名演集「義経千本桜」
文楽の三大名作のひとつと評される「義経千本櫻」の全段がDVD発売
■にっかつロマンポルノ・RETURNS
22年ぶりに復活「団地妻 昼下がりの情事」「後ろから前から」
■水夏希が宝塚退団
雪組トップスターの水夏希が9月12日付で退団
■ミュージカル「ドリームガールズ」来日公演
5月にBunkamuraで
■2009年キネマ旬報ベスト10発表
昨年の映画賞は「ディア・ドクター」が強そうです
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
シナリオ Pick Up!
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
「シナリオリーグ」に掲載されている戯曲からPickUp!
■「熱海殺人事件 2020 木村伝兵衛最後の事件」(神尾直人)
「熱海殺人事件」を2020年に設定して脚色した作品。
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
今週の舞台・演劇用語
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
「カタストロフィ」(catastrophe)
「カタストロフィ」とは、「大惨事」や「 大災害」という意味の英語です。
日本での読み方や表記としては、「キャタストロフィ」としたり、
フランス語の読み方である「カタストロフ」とされることもあります。
語源はギリシア語の「katastrophe」。
「kata」は下方、「strophe」は覆すことを意味し、
つまり「倒す」ということを表す言葉ということです。
そこから、英語でも不幸や災難を表す語として使われているのでしょうね。
演劇においても、「カタストロフィ」とは基本的に
悲劇的な結末のことを意味して用いられます。
つまり、劇のクライマックスで破滅・破局的な最後を迎えることを
「カタストロフィ」と表すわけです。
しかし、演劇などにおいては時として、
大詰めや大団円、大切りのことも「カタストロフィ」と言う場合があります。
「悲劇的な結末」から「悲劇的」の部分が抜け落ち、
結末だけを意味するようになったということかもしれませんが、
言葉が元来持つ意味を考えると、
悲劇的な場合に用いた方が良さそうな感じですね。
───────────────────────────────────
■取り上げて欲しい「演劇用語」募集中!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
あとがき
私は、演劇・映画、スポーツ、トーク番組などをテレビでよく見るのですが、
完成された作品を放送するだけの映画など以外の番組で、
製作側が用意する無駄な企画や演出、編集が気になってしまいます。
例えばサッカーなら、代表戦の中継が多いテレビ朝日は、
「絶対に負けられない戦い」と毎度のように銘打ち、
中村俊介など人気選手だけを過剰にフィーチャリングしてきますよね。
バラエティでは、またぎCMや過剰なテロップは多少減った感があるものの、
トーク番組と銘打っていても、余計な企画やロケなどが続き、
あまりトークが繰り広げられていない番組が多く、非常に残念に感じます。
黒柳徹子、タモリ、さんま、とんねるず、雨上がりなどの人気・長寿番組は
余計な企画や演出、編集などの手はあまり加えられず、
純粋にトークを楽しめる番組やコーナーになっていることを考えると、
例えば日テレの「おしゃれイズム」「しゃべくり007」などは、
なぜこうも余計なことをしたがるのか、見ていて不思議に思うことも。
共に、なかなか視聴率の良い番組だったはずなのですが・・・
見ている私としては、スポーツであれば競技そのものを、
トーク番組であれば出演者のトークそのものを楽しみたいだけなのですが、
そんな単純なことさえ叶えられないことが多いのが現状のように感じます。
そして、そういう不満が少ないのがNHKとテレビ東京などの地方局で、
無為にテレビをつけるときは、どうしてもこれらの局が中心になります。
しかし、NHKにももちろんその企業体質などに抱く不満もありますし、
なにより、貴重な舞台中継のテレビ番組である
NHK教育の「芸術劇場」とBSの「ミッドナイトステージ館」の
放送時間がかぶることが多いのを、なんとかしてもらいたいところです。
つまり、各局とももっと視聴者の立場になって番組を作ったり
編成したりしてくれるようになってほしいですよね。
kantaro
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■発行 : 有限会社moon-light
■演劇・ミュージカル「シアターリーグ」
■Twitter
■メルマガ登録・解除
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━