vol.384 | 今年もご購読ありがとうございました!
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Vol.384 http://www.moon-light.ne.jp/
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1935年の今日は、日本初のニュース映画館・第一地下劇場が
有楽町の日本劇場(現マリオン)地下に開場した日です。
この年から東宝の傘下となった日劇では、
翌1936年1月に日劇ダンシングチーム第1回公演を実施。
1934年に開場した東京宝塚劇場、
1939年に東宝の傘下となった帝国劇場などと共に、
日比谷界隈は東宝の舞台・演劇の中心地となっていきます。
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演劇ニュース
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稲垣吾郎・奥菜恵などの出演で別役実の「象」を上演
■公共劇場の芸術監督
新聞各紙の記事より
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今週の舞台・演劇用語 宝塚歌劇団編
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「海外公演」
宝塚歌劇団は、不定期ながら海外公演を行っています。
初めての海外公演は、1938年にドイツ、イタリア、ポーランドで行った
第1回ヨーロッパ公演。当時はまだ航空網が発達しておらず、
現地まで船に乗って1ヶ月かけて渡航したそうです。
その後も歌劇団は数々の海外公演を行っているのですが、
その一部をご紹介すると・・・
1965年、パリで上演した第2回ヨーロッパ公演で初めて洋物のショーを上演。
1989年のニューヨーク公演では、収容人数世界最大とも言われ、
トニー賞の授賞式も行われるラジオシティ・ミュージックホールで公演を行い、
花組トップスター大浦みずきを含め過去最多の61名が出演しました。
また1992年、ジョイス・シアターで行ったニューヨーク公演では、
既に退団していた大浦みずきを迎えて「TAKARAZUKA 夢」を上演しています。
そして、それまでショーを上演していた海外公演で、
初めて芝居を上演したのが1994年のロンドン公演。
花組トップスター安寿ミラ等46名が日本で上演した3本立の公演を
ロンドンでもそのまま上演しました。
また海外公演は、通常トップスターと各組・専科の選抜メンバーで
行っていたのですが、初めて日本での公演同様、単独の組公演に近づいたのが
誕生したばかりの宙組と専科だけで上演した1999年の香港公演です。
現在のところ、最後に行われた海外公演は
2005年に行った「ベルサイユのばら」などの韓国公演で、
合計24回17カ国で歌劇団の公演は行われています。
海外公演は各組の選抜メンバーが揃う貴重な機会ですし、
世界でも珍しい日本を代表する女性だけの劇団なのですから、
これからも世界を股に掛けた活動を期待したいですね。
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あとがき
早いもので、今年のメルマガもこれが最終号となりました。
今年もご愛読ありがとうございました!
そこで、今年の舞台演劇業界をざっと振り返ってみると、
ますます映像業界と近づいてきた1年だったように思います。
舞台を映像化して映画館で配給する事業も定着してきた感がありますし、
DVDなどのパッケージ販売やテレビ放送もずいぶん増えた印象です。
またハリウッド映画はすっかりブロードウェイ頼りになった感があり、
特にヒットしたミュージカルの映画化は恒例になってきましたよね。
そして日本でも、舞台作品の映画化や、
舞台畑の演出・脚本家が映像に進出するケースが目立ってきた気がします。
映画界では、ここ数年邦画が絶好調ではありますが、
シネコンの増加でスクリーン数は需要が供給を上回ってしまった印象ですし、
テレビ界もテレビ局や制作会社の窮状も伝えられています。
そう考えると、映画館は従来の映画ファン以外を取り込むため、
映画以外のコンテンツを上映することがさらに増えると予想されますし、
テレビでも製作費のかからない良質なコンテンツである舞台演劇が
放送される機会は、今後ますます増えていくのではないでしょうか。
現在公開されている映画でも「アバター」「カールじいさんの空飛ぶ家」など
3D映画が好評のようですし、新しい波が押し寄せている感もあります。
エンターテインメントのコンテンツ業界は、
もしかすると現在大きな過渡期を迎えているのかもしれませんね。
kantaro
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