vol.379 | 映画館の将来は?
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Vol.379 http://www.moon-light.ne.jp/
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11月25日は、NHKが「ハイビジョンの日」と称していた日です。
ハイビジョンとは、NHKが開発して商標権を持つ、
高精細テレビ(HDTV)の方式の1つです。ハイビジョン放送は走査線の数が
旧来のものよりも多く、精細な画像の映像となります。
現在、地上・BSのデジタル放送はほぼハイビジョン放送になっていますので、
対応したテレビ受像機があれば、ハイビジョン放送を視聴可能です。
ただし、ハイビジョンで制作されていない古い番組などは、
アップコンバート(変換)して放送されています。16:9のテレビでも
4:3しか画面が使われていない場合、アップコンバートされた番組です。
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演劇ニュース
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■第55回イブニング・スタンダード・アワード
イギリスの演劇賞・舞台美術の入口衛が受賞
■新型インフルで学校公演中止が増加
朝日新聞の記事より
■アリス・イン・ワンダーランド
ティム・バートン監督×ジョニー・デップ出演の映画・世界展も開催
■日本の演劇人:野田秀樹
内田洋一責任編集・処女作など掲載
■ウルトラマーケット閉鎖
大阪城ホール西倉庫が来年3月で閉鎖を通告されています
■第33回山路ふみ子映画賞
年末の映画賞レースがはじまりました
■日本映画・外国映画オールタイム・ベスト・テン
キネマ旬報創刊90年記念
■日本映画専門チャンネルでヨーロッパ企画
「サマータイムマシン・ブルース」などを放送
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今週の舞台・演劇用語 宝塚歌劇団編
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「演出家」&「演出助手」
映画やドラマで言うところの監督やディレクターに該当する「演出家」。
宝塚歌劇団における演出家は、ほぼ宝塚歌劇団専属であり、
歌劇団の多くの作品では、脚本と演出は一人で担当しています。
宝塚歌劇団の公演は、芝居とショーの二本立てのケースが多いのですが、
芝居とショーの両方に演出家がおり、公演の規模によって異なるものの、
その演出家の下に演出助手が数名いるという形がほとんどです。
では、どうすれば宝塚歌劇団の演出家になれるのかというと、
宝塚歌劇団に入団し、まず演出助手として演出家の下で修行をするのが
一般的なコースとなります。やがて実力や経験がついてくると、
関わった作品の新人公演の演出を任されるようになり、
次にバウホールなど小規模公演の演出を担当し、晴れて演出家デビュー。
その後、本公演の演出を任されるようになって、
初めて「一人前の演出家になった」と言えそうです。
演出助手の仕事は、スケジュール調整など、雑用のように感じることが
多いかもしれませんが、演出家がイメージする作品を同じように理解し、
その上で稽古の段取りなどをする必要がありますので、
見方によっては自分で演出するよりも難しい面があるかもしれません。
そしてまた、その仕事も非常に多岐に渡るため、
大きな作品では数名の演出助手がいないと大変なのでしょうね。
演出家の卵である演出助手ですが、このように決して楽な仕事ではなく、
宝塚歌劇団の生徒にとっては、演出家と同じ「先生」なのです。
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あとがき
昨年くらいまでシネコン新設のニュースが相次いでいましたが、
そうしたニュースも最近はあまり耳にしなくなりましたね。
ここ数年増え続けてきたスクリーン数も、今年で一段落なのでしょうか。
おそらく、映画館の需要に対して供給が完全に上回り、
今後は生存競争へと移っていくんだろうと思いますが、飽和状態のためか、
最近は映画以外のものを上映するスクリーンが増えているように感じます。
オペラや歌舞伎の配給は定着してきた感さえありますし、
演劇やミュージカル以外にも、お笑いライブなどの上映も行われています。
来年はサッカーのW杯もありますが、人気競技や海外スポーツなどの
ライブビューイングも今後増えていくかもしれませんね。
最近、家庭のテレビはどんどん大きくなっていますし、プロジェクターなども
安くなり、ホームシアターも以前よりは身近になってきています。
放送はデジタル化、メディアやネット配信も容量が大きくなることを考えると、
これからの映画館は家庭との戦いも強いられることが予想されます。
そう考えると映画館は、新作映画を観に行ったり、
大きなスクリーンで観るために出向くといっただけではなく、
3D映像であるとか音響が素晴らしいとか、仲間と一緒に観られる等といった
付加価値が重要になってくるのかもしれません。
PPVで有料番組を買って家で見ることを考えると、
どうせお金を払うなら、視聴環境の良い映画館に行った方が・・・などと
今までとは違った視点で映画館に足を運ぶ時代が来るのかもしれませんね。
kantaro
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