vol.377 | twitterの使い方
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Vol.377 http://www.moon-light.ne.jp/
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1983年の今日は、ミュージカル「キャッツ」を劇団四季が
東京都新宿の仮設劇場キャッツ・シアターで初演した日です。
1983年、西新宿に造られた仮設劇場は、
日本初のロングランを予定したミュージカル専用劇場でした。
その後も、劇場の場所を移動しながら公演が続けられたキャッツは、
みなとみらい地区に建設された新たなキャッツ・シアターで、
今日から横浜公演の幕が開きます。
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演劇ニュース
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■釣りバカ日誌
12月公開の「釣りバカ日誌20 ファイナル」でファイナル
■映画「つむじ風食堂の夜」
八嶋智人・月船さららなどが出演する映画
■ロック・ミュージカル「King of the Blue」
泉見洋平・鈴木亜美などが出演するロックミュージカル
■THE 39 STEPS
ヒッチコックの映画「三十九夜」を元にした舞台日本初演
■宝塚音楽学校を元生徒が提訴
退学処分を不服として
■血は立ったまま眠っている
蜷川幸雄演出・窪塚洋介が初舞台
■大阪新歌舞伎座の劇場仕様
新歌舞伎座の概要とこけら落とし公演の内容を発表
■2009/11/7公開映画前売りチケット
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今週の舞台・演劇用語
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「脚色」(きゃくしょく)
小説のように元々存在する物語などを、
舞台や映画で上演するため、脚本にすることを「脚色」と言います。
スタッフロールなどを見ていると「脚本」と「脚色」がありますが、
基本的には、原作がないオリジナルの作品が「脚本」で、
何かしら元になる作品を脚本化した作品が「脚色」となります。
例えば、アカデミー賞には脚本賞と脚色賞が設けられており、
オリジナルの脚本にアカデミー脚本賞(Original Screenplay)、
原作のあるものにはアカデミー脚色賞(Adapted Screenplay)が贈られます。
ですから、既に存在する脚本を脚色するというケースも多く、
1つの作品に脚本と脚色の担当者がそれぞれ存在する場合もあります。
特に近年は、舞台の映画化、映画の舞台化が盛んですから、
それぞれの環境に合わせ、元の脚本を脚色するケースも多くなっています。
しかし、日本での記述を見ていると、
原作があるものを脚本化した場合でも必ず「脚色」となっているとは限らず、
むしろ最近は、元となる作品が脚本で、それをアレンジした場合のみ
「脚色」と用いられている方が多いような印象です。
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あとがき
シアターリーグでも最近話題のtwitterを始めまして、
日々ニュースなどをつぶやいているのですが、
一方で様々な方の演劇や映画の感想などを読ませていただき、
楽しみつつ勉強させてもらっています。
twitterってどういうサイトで何をするの?と尋ねられれば、
140文字で「いまなにしてる?」をつぶやくサイトとしか言いようがなく、
なかなか説明が難しいのですが、私の感覚では、
署名つきで2ちゃんねる等へ書き込みするのに似ているように思えます。
ネット上で意見や感想を言い合う場としては、2ちゃんねるの利用者が
最も多いそうですが、その匿名性ゆえ問題になることも多いですよね。
その匿名性を排除し、趣味や気が合う人の書き込みだけを見て、
レスしあうのがtwitterではないかな、と感じるのです。
twitterは「つぶやく」という気軽さからか、観劇の幕間や終幕直後に
コメントを残す方も多く、後日blogなどに記されるレヴューなどと違い、
より会話的といった印象で、一味違った趣があるように感じられます。
即時性がある分「おもしろかった!」「感激した!」といった
観劇者の感想が、感情的・感覚的に伝わってくるのでしょうね。
海外の俳優ではデミ・ムーアやケヴィン・スペイシー、
日本では田辺誠一などがtwitterにアカウントを開設していますし、
俳優や演劇人でtwitterをしている方も相当数いらっしゃいますが、
それでも音楽やアニメなどの他ジャンルと比較すると、
関係者数の人数の割にその数がとても少ないような感じがします。
そしてこれはtwitterに限ったことではなく、YouTubeなどの動画配信や
ニコニコ生放送、ネットラジオ、SNSなどでも同様の印象です。
顔や名前、個人を売り込む格好の場であり、
ほとんど費用がかからないこうしたネットのサービスを、
演劇関係者も、もっと有効に活用すればいいのになぁと思います。
kantaro
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