vol.376 | 欧米では演劇興行が好調
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Vol.370 http://www.moon-light.ne.jp/
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11月3日と4日は、関東のラジオ局・文化放送の日です。
通常こうした記念日は、開局日や創立された日が選ばれるものですが、
文化放送の場合、11月3日が文化の日であることと、
周波数が1134kHzであることに由来しているそうです。
さらに今年は11月2日と3日を文化放送の日として、文化放送のある浜松町で
「浜松町グリーン・サウンドフェスタ(浜祭)」という文化祭を開催しています。
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演劇ニュース
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■11月の演劇テレビ
11月に予定されている演劇・ミュージカルの舞台番組
■イングロリアス・バスターズ
タランティーノ監督の映画・面白くなかったら全額返金するキャンペーン
■TSUTAYA郵便返却
実店舗でもポストで返却
■映画「なくもんか」
宮藤官九郎脚本・阿部サダヲ主演の映画
■2009年秋・紫綬褒章受章者
秋の叙勲も発表
■ハローキティとオズの魔法の国
サンリオピューロランドのミュージカル小池修一郎作・演出
■歌舞伎座厨房
日本橋高島屋にオープン
■大洗にも星はふるなり
劇団ブラボーカンパニーの舞台が座長・福田雄一の脚本・監督で映画化
■ハプスブルクの宝剣
宝塚歌劇星組公演シルヴェスター・リーヴァイが音楽で参加
■時をかける少女
4度目の映画化・石丸幹二が映画初出演
■2009/11/7公開映画前売りチケット
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今週の舞台・演劇用語
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「ストレート・プレイ」(Straight play)
「ストレート・プレイ」とは、台詞に音楽などを用いない会話劇、
いわゆる一般的な舞台演劇のことです。
日本語を充てるならば「正劇」「台詞劇」といった感じでしょうか。
一般に「ストレートプレイ」は、音楽に乗せて台詞を発する
ミュージカルなどと区別するために使われることが多く、
例えばミュージカルを上演することが多い劇団四季が台詞劇を上演するとき、
この演目はストレートプレイです、というように使われます。
現在の日本では、舞台で上演される芝居の形態として
「演劇」「ミュージカル」「古典芸能」と大別されることが多いと思います。
しかし、これらを引っくるめて「演劇」と称することも多いため、
ある作品がミュージカルではなく、台詞劇だということを表すのに
「ストレートプレイ」という言葉が用いられるケースが多いようです。
また、演劇のジャンルを細分化するときに、
音楽劇や舞踏劇、朗読劇、不条理劇などと分別するためにも用いられます。
英語でも「Straight play」は、同様の意味で使われています。
しかし、台詞劇(演劇)のことは単に「play」と言いますし、
特に音楽を用いない正劇を表すときには「straight」だけで意味を成します。
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あとがき
世界的に景気の悪い昨今ですが、ウエストエンドやブロードウェイでは
この秋、近年稀に見る好調な興行成績となっているそうです。
しかも、それに大きく貢献したのはミュージカルの人気演目などではなく、
ストレートの「ステディ・レイン」「ハムレット」など。
前者はヒュー・ジャックマンとダニエル・クレイグの二人芝居、
後者はジュード・ロウの出演と、俳優の力に因るところが大きいようです。
日本でも、映像界の俳優が舞台に出演する機会が増えてきた感もありますが、
ロングランでハムレットを上演したり、
二人芝居をしたりといったことは、あまりありませんよね。
むしろスター俳優を配した公演は、上演される作品の内容よりも、
いかにスターを魅せるかに重きを置かれたものが多いような印象を受けます。
近年はハリウッド映画が不振のため、舞台出身の俳優が舞台に戻る一因に
なっているのかもしれませんが、芝居を魅せる公演を打って成功を収めると
いうのは、やはり舞台文化の浸透の深さを感じてしまいます。
日本でも、以前よりは観劇が身近な物になってきた感はありますが、その分、
アイドルや人気芸能人をキャスティングしただけの公演も増えた感じがします。
けれどもスターを見せるだけの公演は、その俳優にとっても可哀想ですし、
興行業界にとっても長い目で見るとマイナスかもしれませんよね。
劇場に足を運ぶきっかけは好きな俳優を見るためであったとしても、
観劇の際は演出や脚本、舞台装置などを含めた総合芸術が味わえ、
感動して帰路につけるような公演が増えれば、
日本でも舞台ファンの裾野が広がっていくのかもしれませんね。
kantaro
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